「ぅん はぁん」 艶っぽい吐息の奈恵が、無意識のうち、僕にすがり付いた気がした。
(あっ 危ない!) 足元も覚束なくなってきた奈恵の後ろから、何も見ないつもりでも見えてしまう、太腿とパンティを拝みながら、細いアパートの階段を上りました。
「ガチャ」と、扉を開けると、「入ってぇ」 意識的に男を入れている抵抗感を感じましたが、奈恵の勧めるままに、「おじゃましまーす」 誰も居はしないのに、申し訳け無い程度の挨拶をして、奈恵の部屋に上がりました。
1K、トイレだけの部屋。 「銭湯は 映画館の裏だから 困らない お金が貯まるまで 少し我慢」と、後で聞きました。 女の子が一人で住むには、少し可哀想な部屋。 (僕が悪巧みなどしなければ この部屋に 男を招き入れる様な事は無かったはず)、そう思いました。
「兄さん 横ぅに ならせてもろうてぇ ええんか?」 言い終わら無い内に、折り畳んだだけの布団の上に倒れ込みました。
「あっ! 奈恵さん 大丈夫?」
半身崩れ落ちた奈恵は、頭と肩を布団に埋めている。 放り出された下半身の、捲れ掛かったミニスカートがいた痛ましい。
「あっ! 布団 敷きますよ!」 下心無い半分、自然に言葉に成って出ました。 「大丈夫ねん」 「うん? でも 大丈夫じゃ無いみたいですよ」
倒れた奈恵を少し退かせて、無理矢理布団を敷きました。 「はい いいですよ!」 奈恵を布団に戻しました。
「良く成ったら 僕は行きます」 童貞の僕が、布団に落ち着いた奈恵を見て、不思議と(三度目の勝負言葉)を、口にしていました。
「兄さん おおきに ありがとうなぁぁ」 奈恵は浮語みたくに言ってます。 「ぅふ~っ!」 僕が奈恵を、解放している様な錯覚に落ちる吐息をしています。
「ぅ~ん きっぃ」 「えっ!?」
「きつい ねん」 「き? きつい??」
「そぅ きっつい ねん」 「ん? きっつい? 何が?」
「 ガードル 」
「えっ?」
「ふっ~ ガードル が きっついねん」 「ガードル?」 そう言えば、奈恵の太腿に、ベルトの様な物が捲かれて居た気がしました。
「んっ はぁ きっぃ」 「きつい? 大丈夫ですか?」
「ぅん あっ~」 「きついんですか?」
「脱がしぃ・」 「えっ!」
「・てぇ」 「何!」
「ぁあ」
「えっ!? 脱がした方が いいんですか?」 勝負に出た筈の童貞くんが、女性の下着の名前だけであっさり負けてしまいました。
奈恵は、本当はパンティの上からガードルを履く物らしいのに、(マ○コ見せ)の為に素腿に履いて、上からパンティを履いて居たらしいのです。 当然、パンティを先に脱がす事になりました。
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