「 ん? 」、奈恵が左手首のブレスレットを外して居無い事に今更気が付いた。 何時もの肉体交渉の時も、帽子を被ったままだとか、フロントホックをズラしたままだとか、サングラスを[ど根性ガエル]のひろし風に引っ掛けたままだとか、ミサンガをしたりだとか、首にリボンを撒いてプレゼント風にしたりだとか、完全に真っ裸に成らず、何かしらワンポイントを着けたがるを生業の様に続けていた。
「此れは? どう言う意味?」、何時もの様に、只考えていても意味は理解無いので、今回のアピールポイントも聞こうとした。
「なっ 何でもおません よって!」 少しビックリした様にして、左腕を提げる奈恵、。 (何時ものイタズラにとられたか、)
然り気無く、(奈恵のお気に入りのワンポイントを外す)悪戯をして、「あ~っ! 何で 外しよったぁ~! (;-_-+ もぅ~! 余計な事ばっか しよって アホンだらぁ~ がぁ~っ!」、(後で気が付かれて激怒する)を、笑い事の様に繰り返して居ました。
(今回は 一寸早く気付かれたかぁ・・) 其れくらいにしか思って居ませんでした。 (まぁ 見付かったんなら じっくりブレスレットやらを拝見・・)、奈恵の左手首を抑えました。
「痛い!」
(えっ?)
予想だにしなかった、「痛い!」と言う言葉、。
驚き、(奈恵を傷付けてしまった、)と焦って、後悔にも似た感情で抑えて居た手首を離しました。 (時既に遅し)と思いながらも、。
「ゴメン・・」
「いゃ そゃ無いねん・・ m(__)m 」
僕と奈恵が同時に謝りました。
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