○民病院の屋上が、絶景のビューポイントなのは驚きました。 暇潰しがてらの屋上には、僕よりも更に暇そうな人種が、上がる前ら柵に保たれて景色を眺めている様には見えました。
(そう云えば、皆、ラブホ側の景色を見て居た?)って、かな? そう思える気もしました。 (そう云えば、一律に、適当な距離を置いて?)、遠くを見ている視線でも無い様な仕草の謎が理解出来ました。
(・皆 ・見てんだぁ~!)、盛りの高校生でもない訳でも無く、マスに関しては十分有る訳けでも、理解するまでに、時間が掛かり過ぎました。 見えた建物がラブホの事も。
高校生である事に極く引け目を感じつつ、辺りの視線を気にしながら、ポイントを求めまて動きましたが、周囲も他人の事はお構い無しの風でした。
暫くして、苦労する事も無く、年齢までは判りませんでしたが、窓に背を向けた後ろ姿が若そうな女が、視野の中に飛び込んで来ました。 同じ部屋に居た男が、女の肩を抱く仕草で窓際に映りました。
締まった女の身体を視て、幾分か若いカップルだと解り、(いいなぁ~!)、僕と歳もそんなに違わない男が、そんなに違わない年齢の女と満喫し蒔くっているのを観て、嫉妬して羨ましく思いました。
女も男も覗かれている事など分からない様子でしたが、他の部屋よりカーテンを広く開けて居た事から、(ひょっとして? 露出プレイ??)、僕が、エロ漫画から仕入れた知識では、わざわざ男が外から見える様にしている?のと、女も了解している様に受け取れました。
ベッドの上で時々、外観を確認する様に見ながら、腰を振る男の仕草が衝撃的で、(何も気付いていないのか?)、声が聞こえて来そうな快楽に没頭した、女の表情が哀れにも美しく見え、現実の哀れみを実感しました。
(カップル?)の一部始終を、我に返らず見終え、意味を確認したく、友人の病室に慌てて報告に行きました。 冷静さを装い、何食わぬ顔で見た様を、「腹痛くなった! 盲腸がうつりそう!」と、バガ話して誤魔化して、「早よ帰れ!」と、邪険にされても、テンションを上げたまま話し続けました。 「矢場くね? この病院」
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