昼休み時、弁当を食べながら、電話当番をしている彼女に、「財津さんと、ラブラブなんだよねぇ?」と聞いてみる。 「えっ!?」、固まる。
(あっ、本当なんだ)
お局様方の噂話が、10時の談話室で囁かれていた。
(えっ! あっ、なるほど、) 漸く(ピン)と来た。
「ふーん、Hしちゃったんだ。」と続けて訊く。
「違う違う、朝、迎えに来てもらったら、財津さん、事故っちゃって、」
「ふーん、あほな先輩だね」
「そんな事無い!」
「黙ってた方がよいの?」
「うん、お願い。」
「じゃ、また、カラオケでも行こうか?」
「えっ? うん、カラオケなら、、」
口止めを条件に、デートの約束を取り付けた。 歌好きの彼女とは、研修期間中意気投合していた。
数日後、カラオケで盛り上がって、「お腹減った!」と言うことで、居酒屋へ行き、「私まだ、20歳前なんですけど!」、「大丈夫だよ、僕が頼んじゃえば、、車、乗る分けじゃないし!」と説得し、多少飲ませた。
「何で? 先輩(財津)なの?」
「しつこかったから、 職場で、ずっと話すのも嫌だし でも、意外と優しいし、」
「ふーん」
「それに、、」
「それに?」
「私、処女だし、卒業したいなと思って、」
「あ~っ! 卒業しちゃったんだ~っ!」
「うぅん、、最後まで出来なかった、 私が痛がるから、」
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