その3
「ヒロコ、アフターする予定だったのか。さっきの居酒屋で4人組の男達の1人がドタキャンされたって言っていたぞ。」「社交辞令よ。あんまりしつこいからOKしたのよ。後で断るつもりだったわ。あの人、エッチだし。」「エッチって、エッチな事されたのか」「前に、飲み過ぎてトイレで気分悪くしていると、心配してあの人がやってきて、最初は優しく介抱してくれて、いい人だと気を許して油断したら背中を擦りながら胸やお尻を触るのよ。」「ヒロコは平気なのか。」「平気な訳ないじゃない。これも、お給料のうちと割り切るしかないじゃない。そんなに嫌なら、あの人とは同伴もアフターもしないわ。」
胸を揉まれた事を言わなかったのは、ヒロコの優しさだと勝手に理解した。
しかし、本当の危険人物は別にいた。
私は遅めに店に行っていたので会った事はありませんでしたが、ヒロコとは3日に1度は同伴するワイルド系の40代の男がいる事をママに聞かされた。
「前の店で、店の女の子を妊娠させて出入り禁止になったのよ。私の店では紳士的で、お金を落としてくれるから何も言っていないけど。今は、必死でヒロちゃんを口説いているわ。ヒロちゃんには気を付けるように言ってるけど、ヒロちゃんの方も熱をあげているみたいなのよ。心配だから耳に入れておこうと思って。」
そんな事を聞かされたら、気が気ではなくなって、次の日に、早めに店に行ってみた。
文章ベタですいません。
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