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誤字等ご容赦下さい。
サカイに抱きしめられた時、サカイの整髪料と体臭が混じった匂い、耳元にかかるあつい息、そんなものに妻は男を感じたと言っていました。
ただそのままでいるのが居心地悪く妻は口では拒みながらも、抵抗せずにされるがままだったと。
「サカイさん、ダメです。こんなのおかしい。」
「大丈夫、ただのハグだから。変なことしてないよ。大丈夫。」
耳元でそんなことを囁きながら、サカイは硬くなった自分のものを妻に押し当てていたそうです。
「やっぱりダメ。こんなの本当に。」
妻の意味のない言葉を聞きながら、サカイの手は妻の尻に伸びたそうです。
ドキドキしながらも、そんなシチュエーションを経験したことがない妻は恥ずかしさで戸惑いを覚えたそうです。
しばらくそんなことを続けるうちに、人の気配がして隣に客が来たそうです。
それをきっかけに2人はパッと離れ、また向かい合って座った。
変なタイミングだったため、会話が続かず30分程するとサカイが会計を始めたそうです。
このままどこかに行くのかと妻がドキドキしていたら、サカイはすんなりタクシーを呼び妻を見送ったそうです。
先程までと全く違うサカイの態度に妻は訳がわからないまま、家に帰ったそうです。
家に帰り一人になって、自分がしたことを思い返し、明日ジムでどんな顔で会話をしたらいいのかと恥ずかしくなったそうです。
次の日、ジムで会ったサカイは昨日のことなどなかったかの様な普通の態度だったと。
妻は訳がわからず、一日を過ごしたそうです。
次の日も同じ様子。
この頃、私は出張先から電話をしましたが、妻がどこか上の空だったことには気がつきませんでした。
結局、私が次の日出張先から帰るという日までサカイは妻を誘わなかったそうです。
妻はこの時ヤキモキしていたと言いましたから、すでにサカイに心うつりしていたと言えるかもしれません。
ジム後、お茶を飲みながら言ったそうです。
「明日の夜には帰ってくるから、前みたいには行けませんね。スゴく楽しかったのに。」
「そうなんだ。確かに楽しかったね。」
「あのお店カクテル美味しかったから、また行きたいです。」
「また行こうね。」
この会話を聞くと、もう妻からの猛烈なアプローチにしか聞こえません。
サカイは結局そっけないまま、妻は一人に家に帰りました。
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