結局、私が思いついたのはシンプルに現場を確かめることでした。
主人が休みの日、妹が出かけ、私も仕事に出かけるフリをして外に出ました。
仕事を早退してドキドキしながら、家に向かいました。
実際に浮気相手がいたら、どうしたらいいのかもわからず。
玄関を静かにあけました。
玄関には靴がありました。
でもそれは出かけた妹の靴。
早く帰って来たのかと思い、しばらく様子を伺っていましたが、一階にも誰もいないし二階からも物音はなし。
結局、今日は何もわからないと思い、靴を脱ごうとしたら、二階から扉が開く音がして声が聞こえてきました。
「寒っ。」という主人の声、「やっぱり廊下は無理だね。」という妹の声。
逃げる必要もないのに、足音をたてずにそっとドアを閉め、家から遠ざかりました。
何かが、はっきりする会話ではありませんでしたが、私は主人の相手が妹であることを実感しました。
妹の声は、今まで聞いたことが、ないくらいに甘ったるかったんです。
結局、その日はしばらく時間を潰して、家に帰りました。
二人の顔をまともに見られず、調子が悪いといってベッドに潜り込んだんです。
※元投稿はこちら >>