参加予定は自営業4人に学生2人だった。
会社員がいないのは妻が昼間インだったからかもしれない。
ところが、その中の2人(自営業)が都合がつかなくなったと連絡をしてきた。
聞いた私も断るのは今だ思い、連絡した。
7人が4人に、Kenjiは残念がった。
私も「皆にもそうだけど、Sashikoに会いたかったな」と悔しがってみせた。
Kenjiは「ですよね。写真撮って後で渡しますから」と言った。
「写真もいいけど...どうせならビデオも撮ってダビングしてよ」とリクエストした。
※当時のハンディカムは8mmカセットが主流、デジカメも高級一眼でも2Mpixel。
PC容量も1GB程で、画像や動画のストックも難しい時代だった。
もう1人の学生はKenjiの高校からの友人。Oyakataという名で100lg超だと言っていた。
自営業は33歳と40歳。
33歳の方は街の電器屋でMontaと名乗った。PCに詳しく、Sachikoがヘルプデスクとして頼り、最初に登録したメッセ友らしい。
最後の1人はTokoroten。所ジョージをもじったらしい。Sachiko部屋にいつもいた。ホビーショップ(Sachikoには言わなかったらしいが正確にはアダルトショップ)のオーナーとかで時間に余裕あり、PCはつけっ放しだと言っていた。
学生2人はSachikoに憧れていると言っていた。そういう連中、やたらとSachiko部屋に多かった。
年配2人はいつもSachikoの事で張り合っていた。
まるで自分の女のように言い合うのが滑稽で、私もわざとその張り合いに混ざって遊んだりした。
オフ会が近づいた。
ようやく、妻は神戸に遊びに行くと私に告げた。
勿論オフ会という言葉はなく、学生時代の友達と会うので一泊すると言った。
(妻は)行くのを決めたんだと思い、その瞬間、どこかモヤモヤ感が増した。
折角のチャンスなのに何も出来ない。このままだと不完全燃焼だと感じた。
いつものようにインしているTokorotenを見つけ、私はメッセに誘った。
一番の歳上、オフ会のキーマンだと考えた。
遠まわしにSachikoの夫である事を伝えた。「なるほどね...」みたいな反応だった。
キーを打つのが面倒臭くなり、電話に変え、話を続けた。
どちらからともなく会おうと言った。翌々日、私は彼の店に向かい酒を交わした。
Tokorotenは私の性癖を理解してくれた。
そしてTokorotenの願望も私の希望と同じだと知り、彼の経験豊かさに期待した。
私の気持ちがモヤモヤがワサワサに変わった。
何度目かになるが、いつも以上に心がざわついた。
(続きはまた)
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