同じ家の別の部屋。夫婦がPCで繋がりチャットする。
書斎、仕事のフリしてネットのSachikoに声をかける。
「あっ、こんばんはぁ^^」と文字を返すリビングの妻。不思議な感覚、知り合った頃に似た新鮮さを感じた。
Sachikoを通し、メッセ友の男とも知り合っていった。
一様に話題をフった。「どう?Sachikoって?」
皆が言った。「いい感じの近所の綺麗な奥さん」。
エロさなし、けど、ミステリアスで惹きつけられる...、坂井泉水のイメージが重なっていたようだった。
誰かがSachikoの独占禁止を提案した。みんなSachiko部屋で集おうと。
私も同意、Sachiko部屋に通い始めた。
職場で一人残業の夜。私は息抜きに妻のいないSachiko部屋にインした。
すると間もなく馴染みの男Kenjiもインし、私をメッセ(内緒話)に誘った。
Kenjiは大学生、20歳になったばかりだった。180cm近くのマッチョ系、下ネタ好きのキャラで皆「駅弁」と呼んでいた。
「オフ会をしませんか?」
馴染みの何人かには既に声をかけてあり、妻にはお膳立てをした上で誘うつもりだと言った。
出れるはずもない私だったが、すぐに断る必要もなかった。
「いいよ、日時と面子が固まったら教えてね。」と乗り気の返事をした。
(続きはまた)
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