「彼女、ちょっとだけしか映らなかったよね。本物はどうなの?」
「そうですね。綺麗ですよ。僕、一目惚れだったんで。歳上で優しいし。」
「いくつ上?」
「4つのはず。まだ30にはなってないって言ってたんで。」
「もう長いの?」
「いえいえ全然、僕、今年の春から担当し始めて、そこにいた人なんです。モテるんでライバルが何人か。(笑)」
「へぇぇ、そんなにモテる女なのか。じゃテレビ出演で一歩リードかもよ(笑)」
「あはは」
妻の知らない評価を知った感じだった。
「で、もうした?それともまだ?」
「えっ?あぁ、どうだろう、彼女、固いんで。」
「固いのを知ってるって事は拒まれた事があるって事(笑)」
「あっ、まぁまぁ。そんな感じで。(笑)」
「もしかして真剣に考えてたり?」
「いやぁ、わかんないです。でも彼女は真剣にはなんないでしょうね。」
「どうして?」
「こればっかりはなんとなくです。」
「じゃ、早くやっちまわないとダメだよ(笑)」
「ですよね。もう毎日そのことばかり考えてますよ(笑)」
「頑張ってね(笑)」
男の言った事は嘘はないように感じた。
嫉妬心という言葉はあてはまらない。
そんなにいい女、私なら君に抱かせてやれるんだよ、と言いたくなった。
その日、家に帰った私は妻を目一杯犯した。
(続きはまた)
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