顔を出すと大工は仕事の手を止め、私の方を見ながら会釈をして来る。
毎日ご苦労さまです。
と声を掛け、何気なく辺りを見回しながら先程、妻が手を掛けていた壁の所に行く。
床には大工の雫か妻が漏らした雫か、微かに染みと成って残っている。
なんと無く気まずそうな様子で仕事に掛かる大工の手は、今さっきまで繰り広げた痴態の跡を気づかれないかと気にするようで進まない。
他の所でも大工は私の妻と同じように手を出してるのだろうか…気に成りながらも、その場を離れた。
妻は休憩の時間に、お茶を持って行くと直ぐに戻って来る。
「休憩の時ぐらい大工さんと話でもして来たらどうだ?出来上がりも気に成るだろうし」
私が言うと妻は
「午前中に大工さんと打ち合わせをしたから大丈夫よ」
と取り繕ったような表情を浮かべ言う。
それでも妻は私が居る事に落ち着かない様子で有った。
「明日は多分、会社に出ないといけないと思うから、買い物に行くのは暫く先に延ばしてくれ」
何気に私は言い妻の表情を伺う。
表情を変えずに妻は答える。
咄嗟だが私の脳裏に妻を監視する事が浮かんだ。
明日も私が居ないと解ると、妻と大工は先程と同じように行為に及ぶかも知れない?
その光景を再び見てみたい…妻には言わぬが、久しぶりに私の股間は激しく勃起をしていた。
翌朝に私は何時ものように家を出た。
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