美代ちゃんがラブホテルにいる…!?
僕は衝撃を受けました。
ベッドに座る美代子はピースをしながら笑顔を浮かべています。
「ラブホじゃないですかぁ」
堤さんが興奮した声を出しました。
「何回目やったか忘れたけどなあ。2回目か3回目にオメコした時やと思うで」
所長が唇の端を持ち上げて笑いました。
カチッと所長がクリックして4枚目の写真に移ります。
そこに写っていたのは短めの美代子のワンピースの裾を捲ろうとする所長のゴツい手。そして、裾を捲らませまいと押さえる美代子の手。そして、美代子の白い太ももでした。
(美代ちゃん…なんで…なんで…)
僕は憔悴して足の震えが止まりません。
嘘だと信じていました。
美代子がいないことをいいことに所長が勝手に話を捏造しているだけだと思っていました。
なのに…なのに…。
所長はさらに次の写真をクリックします。
「うぉぉっ!」という歓声が上がりました。
5枚目の写真はベッドの上で美代子が四つん這いになっていました。
ベッドに顔を突っ伏した美代子の顔は見えません。
美代子の栗色のウェーブのかかった長い髪だけが見え、ワンピースを腰まで捲り上げた美代子がカメラに向かって尻を突き出しています。
レースの刺繍の施された水色のショーツに覆われた尻。
その水色のショーツは…僕にも見覚えがありました…。
「やるじゃない、ミヨリン」
五十嵐さんが鼻の下を伸ばしながら、パソコンの画面を食い入るように見つめています。
6枚目の写真は、その美代子のショーツの股の部分を所長が引っ張っているところでした。
四つん這いの美代子が両手で必死にアソコを隠しています。
後ろを振り返った美代子の顔が、ピンボケで微かに写っていました。
「ふうん。清水さんてヤリマンなのかな?こんな写真撮らせるような子だったんだ。俺は彼氏の話とかしてるの聞いたから、男関係は真面目なんだと思ってたわ」
門倉さんが表情を変えず美代子の名字を出してつぶやきます。
「所長、これいつぐらいに撮った写真なんです?」
五十嵐さんが質問します。
「え?ちょっと待ってや」
所長はカチカチとパソコンをいじりました。
「去年の7月10日やわ」
僕は拳を握りしめました。
去年の7月10日…。
それは僕と美代子がつき合いだして3ヶ月ぐらいが過ぎた頃でした…。
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