私が、すっかり寝込んでしまったと思った妻は、安心したのかアダルトビデオの感想を若者と話始める。
その話ぶりで妻が興奮してるのが分かる。
その時に不覚にも私の身体が痺れだし瞼の裏で目が舞い始める。
マズいと思いながらも意識をコントロール出来ずに、身体中に酔いが回り意識を失って行く。
30分…いや1時間以上眠っていたのか、目を覚ますとテレビは消され電気も消えていた。
若者は帰ったのか?横に寝て居るだろう妻の方に向きを変えると妻も居ない。
二人は何処だ?布団の中で周りを見回す。
すると隣りの部屋で何かの気配がした。
まさか…妄想してた事が現実に?
襖の向こうで何やら話し声がする、でも会話は聞き取れない。
すり足で歩く気配、襖が僅に開かれる、私は、とっさに目を閉じ、そして薄目を開け襖の方を見る。
明かりを背にした妻の姿、浴衣は羽織ってるが帯が締められてないのを私は確かに目にした。
やがて静かに襖が締められる。
若者に妻が抱かれた、直感した私は転がるように身体の向きを変え襖の向こうに耳を澄ました。
主人が起きて来るかと、ドキドキしたわ。
妻の声。
あ~ぁ…。
小さな妻の喘ぎ声。
若者の囁くような声に妻が応える。
貴方のお母さんより年上の私なんかで良かったの?
若者の声。
素敵でしたよ奥さん…旦那さんが眠ってる間に、もう一度。
あぁ、私も…こんな気持ちになったなんて何十年振りかも。
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