それから浅井さんからメールが来たのは深夜0時を回ってからでした。
2回戦・・というメールから1時間以上が経過していました。
2009.5/17 00:17
浅井
[どうもです。すっかり遅くなってすみません。
無事2回戦終了(ピース)というか、結局その後お風呂でもしてしまったので計3発(笑)
美代子さんのオマンコごちそうさまでした。
それなりに楽しませていただきました。
今日はもう遅いので詳細は明日以降お伝え致します。
今からタクシーでお送りします。
美代子さんはワインを飲み過ぎて気分が悪くなって休んでいた、と言うと思いますので合わせてあげてください。今後のことも後日連絡しますので。
よろしく]
計3発という文字にも、さっきもらったメールのような衝撃はありませんでした。
ただ脱力感というのか無力感というのか諦念というのか・・。
私には浅井さんにメールを返す気力もありませんでした。
ただ、ああ、妻はやっと帰ってくるんだ、そう感じたことを覚えています。
妻は1時前に帰ってきました。
まだ微かにアルコールが残っているような、ほんのり赤らんだ顔をしているように見えます。
家を出て行った時と同じ格好でした。
緩やかなパーマのかかったボブヘアーも家を出た時と同じでした。
浅井さんの家で整えてきたのでしょうか。
妻は帰ってくるなり「疲れた」と言いながら、キッチンに向かい水だかジュースだかを飲みました。
「ワイン飲みすぎだって?」
私が言うと、妻は「うん、気持ち悪くて」と言います。
家に帰ってから一度も私の目を見ないなと私は気づいていました。
「どうすんの?」
私は聞きました。
妻がやっと私を見ます。
「え?・・何?」
「浅井さんとこで働くの?」
「うーん、わからない。正直、毎日はしんどいなー。子供たちのこともあるし、行くなら週1とか?浅井さんがどう言うかわからないけど・・」
「仕事はできそうなの?」
「わかんない。思ってたより大変かも。マンション広いし、浅井さん家猫が2匹もいて。猫苦手だわ」
妻の体(服)から煙草の匂いがしたのは、浅井さんが煙草を吸うからでしょう。
妻の受け答えにはいつもと変わった様子はまるでありませんでした。やはり、浅井さんは私を担いだのではと一瞬思ったぐらいです。でも煙草の匂いが私に真実を語ったような気がしました。
妻は私がすべて知っていることを知っているのか、それだけがわかりませんでした。
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