続きです。
萎えた肉棒を抜き妻の横に寝ると腕枕をして自分の胸に抱きました。
「なぁ、さっき、恭子に襲って。って言われた時、凄く興奮したよ。いっぱい気持ちよくさせてやろうと思ったのに、これだよ」
と、ふにゃふにゃになった肉棒を指で摘まみ、ブラブラさせました。
「ふふっ、そんなの気にしなくていいのに。私は本当に気持ちよかったし、セックスが全てじゃないよね」
優しく言ってくれますが、妻のあの乱れ狂う姿を目の当たりにすると、本心ではない事が容易に推測できました。
確かにセックスが全てではありませんが、あんなセックスを知ってしまった妻はこれからも我慢できるのか、妻を本気にさせる事に失敗した俺はますます不安になりました。
抱き寄せたまま、妻は指が暇になったのかいきなり俺の乳首を撫でまわしてきました。
結婚以来あんまりなく忘れかけていました。
「な、何してるんだよ・・」
「男の人に乳首も硬くなるのかな?って、気持ちいい?」
「んん・・ちょっとだけ」
「じゃあ、これは?」乳首を口に含むと舌で転がしてきました。
「あっ、いい・・かも・・」感じながらふと、そう言えば妻から話を聞いた時風呂を入った後、向井さんにしたっていってたな。その前で止めてしまったのでそのシーンは直接見ていませんが、妻はそれを思い出して、自分だけじゃなく俺を気持ちよくしようと思ってくれたのかもしれません。
「気持ちいいの?こっちは?」さっきまで舐められてた唾液でヌルヌルになった乳首を指で撫でまわし、もう一つの乳首を舐めてくる。さらに手は下に伸び、まだふにゃふにゃの肉棒の裏筋を指で根元から先に向かって撫でてきました。
なんとも言えない快感が走り「うぅっ・・恭子・・気持ちいいぞ・・」
妻は黙って舐めたまま、カリ首のところを重点的に指で責めてきました。
すると徐々に肉棒は堅くなり始め、握れる程になると手で包まれ妻の愛液と俺の精液でヌルヌルになった肉棒を扱き始めました。
「わぁ、博くん。硬くなってきた・・そんなに気持ちいいならいつでもしてあげるね」
向井さんとのセックスを忘れられない妻は、やはり1度しかしない俺に不満を持っていたのでしょう。でも、向井さんにそれを求められない。ならば、と、妻も俺とのセックスで今より満足したいのだと思いました。
いつの間にか下に移動した妻はさっきの勢いを取り戻した肉棒を咥え舐めながら指で乳首を撫でてきました。
「博くんの美味しい・・ねぇ。今度は私が上に乗っていい?」
これはこれである意味、乱れた妻。俺の返事を待つ前に股を開き、肉棒を固定するとゆっくり腰を沈めてきました。
二人は見つめ合い、腰を振りました。揺れる胸を揉みしだき向井さん直伝の腰使いを披露する妻。すぐにイキそうになりました。
「あはぁ・・はぁ・・恭子・・もうイキそうだよ・・」
「うんっ・・あんっ・・いいよ・・きて・・」
妻の腰の動きに合わせるように下から突き上げ「うぁぁぁ、イクよ」
と珍しく絶叫し2度目の射精を終えました。
1度目よりも若干早く射精した俺は妻がイクという声も聞かずに出してしまいました。
するとさっきとは逆で上に乗っていた妻が身体を寄せてきて「博くん、愛してる」
と言ってきました。この一言で今まで考えていた相反する思いへの悩みや不安が一瞬にして消えました。
「俺も、恭子を愛してるよ。これからもずっと」
今日は妻を本気にさせる事はできませんでしたが、いつかきっと・・そして、向井さんの事を考えたり対抗するのはもう止めよう。と、思いました。
つづく。
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