※先に言っておきます。ここから先、一部実際に俺自身が見た事ではない話も出てきます。それは後から出てきたさまざまな証拠を元にできる限りの再現をしてます。
当然、妻の心理等は俺の想像の部分があります。
それが不快に思う方はこれ以上読まない事をお勧めします。
それでも楽しみに続きを待っていて下さる方に、読んで頂きたいと思い書きました。
最大のミスを犯した事に気付かず、俺は呑気に寝息を立てて妻が起きたのも気づかないくらい深く眠っていました。
朝、俺より早く起きた妻はリビングにいき、乾いた食器を片づけたり、朝食の準備をしていました。
テレビの前にあるビールの空き缶とコップを見つけ、片付けようと取りにいくと
「もう、また置きっぱなしにして・・あれ?これなんだろう」
クリアのDVDケースを見つけました。
「博くんの・・かな?エッチなビデオとか?あっ、もしかして」
昨日は麻雀の日、もしかしたら向井さんから撮影したビデオをもらって見てたのかな?と、
ドキドキしながら再生ボタンを押してみました。
映ったのは誰もいない麻雀部屋。
俺が止めたとこで終わっていたので、二人が風呂に入っている時間。当然録画しっぱなしのカメラは誰もいない部屋だけを映していました。
「やっぱり・・見てたんだ。」
すぐに消そうと停止ボタンに指が・・
「ちょっとくらい・・いいよね」
巻き戻しのボタンを押して、バックで突かれてる自分の姿が見えて再生ボタンを押しました。
「うわぁ・・私ってこんなやらしい顔してたの?博くん、これを見たんだ」
一度きりの関係。最初で最後の激しいセックス。俺とする事で向井さんを忘れようとしていた身体はこの映像を見て、一気に向井さんの熱い肉棒・・指・・吐息を思い出したそうです。
「やだっ、私ったら・・朝から何を見てるの・・」
消そうと思っているのに、見てみたい。あの日乱れた自分の姿を。そして向井さんを。
「あの後風呂に入ったんだよね」思い出しながら再び二人の姿が現れるまで早送りをし、
「あっ、ここだ」再生ボタンを押して、見てしまいました。
「やっぱり、向井さんの大きい・・はぁはぁ・・忘れようと思ってたのに・・」
自然に指が乳首を摘まみパンティの上から触りました。
乳首は硬く尖り、パンティは濡れていました。
「うそ・・こんなに濡れてる・・私っていつからこんなになったの?」
パンティを脱ぎ、胸を揉みながら指を秘部の中に入れました。
「あんっ、そこっ・・もっとして・・」
ビデオを見ながら俺ではなく、向井さんの指や抱かれる事を想像し
指を激しく動かし手の平でクリを刺激し
「あんっ・・あんっ・・いい・・ダメ・・イクッ・・イッちゃう」
と、オナニーをしてしまいました。
「はぁ、はぁ、どうしよう・・私どうなっちゃうんだろう。博くん、助けて」
太ももまで垂れた愛液をティッシュで拭きとり普通のテレビ番組に戻し
何食わぬ顔で家事に戻りました。
家事も終わり、朝食も済ませ、ひと段落しコーヒーを飲みながら落ち着いていると、
また悶々とした気分に、自分の携帯を眺める妻。
あの日別れ際に俺が嫉妬に狂ってどうしようもなかったらと、交換した連絡先。
連絡する必要も理由もなく今日まで来ていた。
「はぁぁ・・連絡しようにも・・きっかけもない・・」
向井さんが恋しくてもう一度抱いて下さい。なんて、ただの軽い女に思われそうで、
それに私たち夫婦の事を真摯に受け止め心配してくれた向井さんに対して失礼すぎる。
「もう、博くんがこんなDVD入れっぱなしにするからだよ。せっかく忘れかけてたのに・・
こうなったら、起きてきたら襲ってやるぅ」
携帯をしまい、気を紛らせようと洗濯物を干し、二人分のお昼ご飯の準備を始めました。
「私は博くんの妻。他の人を求めちゃいけないんだ。あの日の事は忘れよう」
苦しんでいた妻の事など知らずに、目覚めた俺は今日も1時過ぎにリビングへと向った。
「おはよー。って、もうお昼だよな。顔洗ってくるよ」
「あ、おはよう。うん、早くね」
歯を磨きながら、今日は絶対に妻を抱いて、本気にさせてやる。と、妻の気持ちを知らぬまま、向かい合って昼食を始めた。
つづく。
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