テレビから見覚えのある部屋が映りました。
そう、さっきまで居た麻雀部屋です。真ん中に布団が敷かれていて、妻と向井さんの姿が見えました。
妻から話は聞いていたのでどんな事が起こるかは大体は予想できましたが、実際にどんな声を出し、どんな表情をしていたかはわかりません。
たまに早送りをしながら動きがありそうなとこだけ再生して見てました。
目の前で自分の妻が俺以外の男と抱き合っている姿、そして服を脱がされ、キスをし、喘いでいる。
今まで見た、どんなアダルトビデオよりも興奮しました。話で聞くよりも何倍も。
気がつくとズボンを脱ぎ、勃起した自分の肉棒を握っていました。
妻の口から出る甘い声とやらしい言葉・・向井さんの指使い・・秘部から聞こえる愛液の音・・そして、向井さんがトランクスを脱いだ時にビックリしました。
素人が撮影した映像ですから、当然修正処理などなく、そのまま。映ってました。
そのモザイクのない向井さんの勃起した肉棒は確実に俺のより一回り以上のサイズでした。
カメラは蒲団の中央を映していたので、二人がお互いのモノを舐めあっている姿は見えませんでしたが、音で何をしているかぐらいはわかりました。
その二人の会話がとてもやらしく、俺の事も話題に上ってました。
やがて、向井さんの指で秘部から聞こえる音が大きくなってくると、妻の絶叫にも似た喘ぎ声が聞こえました。
俺では与える事の出来なかった快感に、妻は激しく声をあげ、イッてました。
妻は俺とのセックスの時もイクと言ってくれます。セックスの後も気持ちよかったと言ってくれますが、本気のイクとはこのことで、俺との事は演技だったのではと思いました。
俺への愛情で傷つけない為に・・そしてそれを凌駕した向井さんのテクに本気でイッたのでしょう。
俺はビールを飲むのも忘れテレビに釘づけになり肉棒を扱いていました。
シックスナインを終えた二人は少し向井さんが身体の位置をずらしたのか、目の前に仰向けになった向井さんの肉棒が映りました。
そういえば、最初は騎上位だったな。と、妻の話を思い出し、ゴムを付けた妻が上から跨ぐのが見えました。
汗ばんだ妻の体、うっとりとした瞳、繋がった二人。向井さんが下から突き上げる度に揺れる妻の胸・・奥まで当たるっ。と、聞いた事もないような卑猥なセリフ・・
また絶頂を迎えそうになるに連れて高く大きくなる妻の声・・抱きあう二人。
それを見ながら自らの肉棒を扱き、慌ててティッシュを用意した俺は二人のイクと言う声に、一緒に射精してしまいました。
「はぁ・はぁ・はぁ・・ここまで凄いセックスだったのか・・」
実際の映像を目の当たりにして、ショックを受けました。今まで俺は妻を満足させていると思っていました。
それがただの自己満足でしかなかったと、思い知らされました。ですが、
それよりも自分でも驚く感情が湧きあがりました。
自分の妻が他の男に抱かれるのを見て、これ以上のない興奮を覚えました。妻の本気で感じる姿を見て興奮したのかもしれません。なんとも言い難い感情が込み上げて来たのだけは覚えています。
コップに注いだままのビールを飲み干し気持ちを落ち着かせました。
また早送りをしていると、妻の秘部が丸見えになりました。パックリ割れたとこは
愛液で滑っているのがわかるくらいハッキリと見えました。
「潮を噴いた事がありますか?」
と、向井さんが質問しています。
俺は、遂に来た。と、思いました。
向井さんの指に感じ、またグチュグチュとやらしい音が鳴りだす。妻の腰がクネクネとやらしく動き、やがて向井さんの指の動きが早くなったと思うと、妻の「なんか出ちゃう」の後に、カメラの方まで届きそうな凄い飛沫をあげて妻の秘部から液体が飛んできました。
アダルトビデオでも見たことはありましたが、あれは視聴者を喜ばす為の演出で何かの映像トリックだと思っていました。
実際に見た自分の妻の潮噴き・・それをさせられなかった俺は、このまま俺が相手で妻は満足できるのか。
でも、また妻が向井さんに抱かれたり、他の男に抱かれるのは見たくもないし聞きたくもない。
妻が他の男に抱かれ本気で感じる姿を見て興奮する寝とられ願望と、自分の妻を他の男に取られたくないという独占欲。そんな何とも言えない感情を抱いたまま、次々と向井さんのリードで俺よりも断然早く復活した肉棒にフェラやパイズリをし、果ては四つん這いになり生を要求する、別人のような妻を見ては興奮し、さっき出したばかりの普段はなかなか復活しない肉棒は瞬く間に勃起してました。
その時でした、カメラ目線でバックで突かれてる妻に向井さんが「カメラの向こうに博之くんがいると思って」それに反応した妻は「あなた・・ごめんなさい・・気持ちいいの」
俺はまるで本当に目の前で妻が向井さんに抱かれてるような気になりました。
さっきの葛藤・・今は寝とれら願望が勝ち、勃起した肉棒を扱きました。
「はぁ・・はぁ・・恭子・・そんなにいいのか?俺のよりいいのか?ん?」
無意識にテレビの妻に向かって話しかけ、絶叫する妻と一緒にまた射精してしまいました。
しばらく映像は止まったまま、それに4時過ぎになったので、停止ボタンを押して、風呂に行きました。
湯船につかり、少し温くなった湯船を熱くしようと追いだきボタンを押して、さっきの事を考えてました。
「俺は一体どうしたいんだ・・?」
二人の激しいセックスを見て、まだ心の整理がつきませんでした。
芽生えてきた独占欲と寝とられ願望。相反する二つの感情に頭が混乱してました。
「俺が恭子を本気で感じさせる事ができればいいんじゃないか?」
今まではこれで満足していると思って努力を怠っていた。
妻のパイズリ姿を見て、昔は憧れてやってもらってたのに、いつの間にか言わなくなったし妻もやらなくなっていた。
そんな些細な事から手抜きが始まり行為の時間も短くなっていた。
俺が頑張れば、妻は満足してくれるかもしれない。
ちょっと頑張ってみるか。やけにスッキリしそのまま風呂から上がり身体を拭き、パジャマを着ると、妻のいる寝室へと向かいました。
さっきの乱れた姿など想像も出来ないほど、ぐっすりと穏やかな表情で眠る妻。
頬にキスをし、横になるとすぐに眠ってしまいました。
この後、とんでもない事を忘れてしまっていた事など気付かず、悩みを解決した気でいた俺は昼過ぎまで眠っていました。
つづく。
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