続きです。
翌朝、昼休みに向井さんにメールではなく、直接電話をしました。
「そうか。それは嬉しいよ。奥さんもよく決断してくれたね」
「はい。それでいつするかなんですが・・」
「やはり土曜日がいいだろう。でも、明日というのは急すぎると思うんでね、
来週の土曜日なんかどうかな?」
俺も同意見だったので異存はなく。
「はい。では、来週の土曜日に」
「詳しい時間とかはまた連絡するが、場所は私の家でいいかな?」
「えぇ、お任せします」
遂に、夫婦交換の日まで決まってしまいました。
「本当に・・やるんだな・・」
電話を切った後、携帯を握りしめたままドキドキが止まりませんでした。
妻が向井さんに抱かれる事を了承した時以上に。
その日家に帰ると、妻に報告。
妻は「本当に、決まったんだね。なんか変な感じだよね。あ、そうだ。明日、また
買い物に付き合ってよ。せっかくだったら新しい下着の方がいいかなって」
一度決めたら妻の方が断然乗り気で、「いいよ。どんなのにするんだ?」
「ふふっ、秘密。当日のお楽しみだよ」
俺たち夫婦は意外とその日を楽しみにし、わざと来週までエッチもしない事にしました。
土曜日は妻の買い物に付き合い、どんな下着を買ったのか気になりながらも、頑なに見せようとしてくれません。
「あ、そうだ。これ博くんのも買っておいたよ。向井さんの奥さんに気に入ってもらえるかな・・」
普段はトランクスしか履かないんですが、それは真っ黒のピチピチ目のビキニパンツでした。
「そっちの方がね、アレがくっきりしてやらしく見えるんだよ」
向井さんとの実体験から丁寧に俺の下着まで用意してくれていた。
「結局、俺より楽しみにしてるんじゃないのか?そんなに向井さんに抱かれるのが楽しみか?」
ちょっと嫉妬した俺は気になり質問してしまいまいた。
「違うよ。せっかくだから乗り気じゃない態度よりいいかなって」
寂しげな顔をする妻に「ご、ごめん、そうだよな」と素直に謝る。
「ふふっ、でもちょっとは楽しみだよ。博くんとまた違う向井さんの声とか指とかアレが味わえるんだもん」
ペロっと舌を出す妻。セックスにあまり積極的でなくあまり興味もなかった妻とは思えないような変わりようでした。
一日一日過ごし、日が近づくにつれ、緊張と不安と期待が膨らんできました。
木曜日、向井さんから電話があり、うちで夕食をしてから。という話になり、向井さんの家に夕方の5時に行くことになりました。
「いよいよ、あさってだね。なんか緊張してきちゃった」
「俺もだよ」今まで1週間エッチしなくても平気な時もありましたが、回数が増えてからの1週間エッチしないというのは二人にとっては異常に長く感じ、夜ベッドの上でもキスをして思わず抱きそうになると「ダメだよ、せっかく二人で決めたんだから。私も我慢してるんだよ」と、キスしただけで湿ったパンティを触らされ、ますます我慢するのに必死でしたが、何とか土曜の朝を迎える事ができました。
今日、遂に夫婦交換の日を迎えました。
つづく。
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