そんな心配をするようになった矢先でした。
山口の仕事のデザインを舞が担当する仕事が何件か続きました。
しかしこの時は同行して打ち合わせする程凝ったデザインではなかったので社内で二人で軽く打ち合わせしたりする程度でした。
立て続けに続いた山口の仕事は何事もなく無事に終わりました。しかしこれらの仕事が終った後、僕は山口に飲みに誘われました。
一応先輩なので僕は渋々飲みに行く事にしました。
その席で山口は「いや~舞ちゃん可愛いよな♪舞ちゃんって押しに弱そうだから強引にホテルとかに連れてったらヤレルような気がするんだよなぁ。打ち合わせしてても、あまり自分の意見とかハッキリ言わないから場の空気とかに流され易い子のような感じだよな」
と、僕が舞と付き合ってるのを知ってるのか知らないのかは分かりませんが舞とSex出来る自信があるような口ぶりでした。
しかし山口の言う舞の性格は当たっており、舞が美紀の時のように強引に連れていかれたら抵抗出来ないんじゃないか?と言う不安は僕も常に抱えていました。
その後も山口は得意げに「合コンした時に舞ちゃんみたいな性格の子がいたら俺は真っ先にその子を狙うね。こういうタイプの女は無理矢理ホテル連れて行って嫌と言われても、とりあえず部屋まで行こ!何もしないから!って言えば案外簡単に部屋までは付いてくるよ。後は強引に気持ちいい所触ってあげれば段々大人しくなるんだよ♪余程ブサイクとか不潔な男じゃなかったら女は受け入れてくれるもんだよ。」
と、一方的に持論を展開し自分に酔ってる姿に僕は激しい嫌悪感を感じ山口に「実は僕と舞は付き合ってるので絶対に誘ったり強引にホテル連れて行ったりとかしないで下さいね」と言いました。
すると山口は「まじ?お前ら付き合ってるのかよ!?そっかぁ。じゃあ手出さないって約束するから舞ちゃんの乳首何色か教えて!あ、こっそり隠し撮りして舞ちゃんの裸の写メとか送ってよ!そしたら何もしない(笑)」
などと、僕の怒りを逆なでするような事を連呼するので僕は怒りが頂点に達し「舞に何かしたら、あんたの悪行全部会社にばらすからな!」と言ってその場を去りました。
因みに悪行とは、一言で言うと横領のような物です。やり口が複雑なので割愛しますが…。
そして、僕の不安がこの二週間後くらいに的中してしまいました。
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