その日は朝から雪が積もり始め、家の中は普段では考えられないほどの静寂でした。
台所で支度をする妻は、普段あまり着ない胸元の大きく開いた黄色いセーターにブラウンのタイトスカートという出で立ちです。
むっちりとしたヒップが強調された妻の後ろ姿に、再び私の妄想が掻き立てらるのを感じました。
夕方に家のチャイムが鳴りました。予定通りの時間に到着したようです。
出迎える妻の前襟から覗くDカップの谷間に一瞬課長の目が釘付けになったように見えました。
新年のあいさつもそこそこにこたつに入り、三人で鍋をつつき始めました。
積もる話は山とありましたので、会話が途切れることはありませんでした。
和やかな雰囲気に三人の箸も進みます。
妻はお酒がそんなにいける方ではありません。
しかし、私と課長は生来の酒好きなので、一時間もすると準備したビールの500缶半ダースが空になってしまいました。
焼酎に切り換える頃には二人とも結構な酔い加減で、妻も課長に勧められるままカクテルの缶を半分程度飲んだでしょうか。
尚も、酒好きの二人は杯を重ね続け、焼酎のボトルが空になる頃には時間にして三時間は過ぎていたと思います。
当初は頃合いを見計らってタヌキ寝入りを決め込むつもりでしたが、正月も仕事だった私は本当の睡魔に襲われてしまい、不覚にもコタツで横になったまま眠りに落ちてしまいました。
どの位の時間寝ていたのでしょうか。二人の声に目を覚ますと、眠る前と変わらない楽しげな会話が続いています。
少し落胆しましたが、私は寝たふりを続け話の内容に耳を傾けると、だいぶ下の方に偏った内容になりつつあるようです。
それでも中身は夫婦生活の回数だとかいった、さほどきわどいものではなく、PTAの飲み会で夫婦同士がしてもおかしくないようなものだったと記憶しています。
あえて昔の話をしないのは、寝ているとはいえ側にいる私に気を使ってなのか、それとも二人の中で忘れたい過去になっているからなのか。
少し片づけると言って妻が席を立ちました。
洗い物を始めたようで、水道の音が聞こえてきます。
私はといえば、相変わらず、時に鼾を立てる振りをしながら寝たふりを続けています。
ふと課長がコタツから静かに立ち上がりました。
そのままトイレにでも行くのかと思いきや、足音を立てずに台所の方へ向かったようです。
薄眼を開けると、課長が妻の背後に近付くのが見えました。
躊躇する素振りもなく黙って妻の両肩を抱き寄せました。
妻は驚いて声にならない悲鳴を一瞬あげました。
私の所からだと、課長の後ろ姿に隠れて妻の様子は伺えません。
息を呑んで課長の後ろ姿に目を凝らしていると、課長が両手を妻の両脇から滑り込ませるのが見えました。
「あんっ」
どうやら両胸を服の上から揉みしだかれているようです。
「ちょっと、だめ。止めて。」
妻が小さな声で抵抗してるのが聞こえました、課長は意に介する様子もなく妻のセーターをたくし上げ始めました。
「課長、だめ。何考えてるの。だめだったら。」
妻は両手で相手の腕を引き剥がそうとしているようでしたが、課長の強引な愛撫を止めるまでには至らないようです。
課長の右手が妻の胸から離れたかと思うと、今度は妻の膝上のタイトスカートをたくし上げ始めたのです。
妻はなおも身をよじって抵抗を続けていますが、課長の右手が陰部をまさぐり始めたあたりから、艶っぽい吐息を漏らすようになってきました。
この頃になると私も完全に興奮状態になっており、寝たふりの鼾もいつの間にか忘れ、薄眼どころか両目を見開いて、二人の様子に目を凝らしていました。
コタツの中の愚息は痛いほどに膨張しています。
「ねぇ。お願い。止めて。主人がそこにいるのよ。」
乱れ始めた吐息を漏らしながら、哀願するように課長に振り向いた妻の唇を、課長が自らの唇で塞ぐのが見えました。
胸と下半身への愛撫は尚も続いています。
妻は肩の下まである長い黒髪を揺らしながら、首を振ってくぐもった声を発しながら抵抗していましたが、次第に動きが小さくなり遂には舌を絡ませ合っているのがわかりました。
唇が離れた瞬間、大きな吐息を吐く妻。
「ホント、駄目だったら。主人が起きたらどうするの?」
「どうしても我慢ができなくなったんだ。この前結婚式で遭ってから、美枝子のことばかり考えてた。」
これまで無言で愛撫を続けていた課長が初めて口を開きました。
「だからって…。困るよ、私。」
「一回だけでいいんだ。な、頼む。お前たち迷惑に迷惑をかけるつもりとかは全然ないから。」
「回数の問題じゃなくて…。」
「でもホントは欲しがってるだろ。お前の身体は。」
課長はそう言うと同時に妻を強引に自分の方に向き直らせると、再び右手を妻の股間へと滑り込ませました。黒い下着の中へ日焼けした節の太い指が侵入していくのが私の所からも見えました。
妻がこちらを向く格好になったので、私は慌てて眼を閉じます。
十秒も経たないうちに妻の陰部がグチュグチュという卑猥な音を立てるのが聞こえてきました。
妻が押し殺した声で喘ぎ始めました。
「すごいな、昔以上だ。」
課長は妻にそう囁くように告げると、一層指を激しく動かし始めたようです。淫らな水音が一段と大きくなると、私は我慢できなくなり再び薄眼を開けました。
いつの間にかパンティーを膝下まで降ろされた妻は既に立っていることもままならない様子で課長の両肩にしがみついています。
「あっ、あっ、ダメ。イッ、イッちゃう。」
「いいよ。イケ。ほら、ほら、ほら。」
「あああああっ。」
次の瞬間、妻の股間からは台所の床に向かって、大量の液体が飛び散りました。
それはこれまでの妻との行為では目にしたことが無いほどの量でした。
課長は指の動きを止めずに、妻の陰部を掻きまわし続けます。
「ああっ。だめ、だめ、またイク、イッちゃうよ。」
あれだけの量を噴出してもまだ、壊れた蛇口のように愛液が溢れ続けます。
妻は口を半開きのまま喘ぎ続け、その声は私が側にいることなど忘れてしまっているかのごとく大きく激しくなっていました。
膝はガクガクと震え、相手の身体の支えなしでは立ってさえいられない様子です。
課長が妻の愛液にまみれた指を抜くと同時にその場にしゃがみ込む妻。両肩を激しく上下させ行きも絶え絶えになっています。
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