翌週届いたメールは、タイトルが「顔出しNGバック」。
処理できないまま本文に目を移すと、初めて本文にURL以外の記述があった。
【1個目のビデオから順番に見てください。
こういう訳なんで、今後も続きを見たいなら、ビデオを見ていること奥さんにさとられないようにしてください】
記載のURLは2つ。指示通り、1つ目のURLにアクセスし、パスを入力する。
ビデオには、車の助手席に座り、運転席の男と会話する妻が映っていた。
妻「あの、そういえば・・なんか旦那にビデオ見られてるみたいなんですけど、送ってますよね?」
男「ああ・・はい、旦那さんとの最初の約束なので」
妻「聞いてない・・」
男「まずかったですか?」
妻「2本目からは、旦那に言ってないって言ったじゃないですか」
男「でも、セックスは撮ってないし・・それに旦那さんも喜んでたりしてない?」
妻「・・だとしても、送られるんであればこれ以上は無理です」
どうやらこれは本編前の隠し撮りらしい。
私との会話ではポジティブに振る舞っていたが あれは妻の私に対するサービスだったのかもしれない。
男「じゃあ、送らないならエッチもOK?」
妻「そういうわけじゃ・・」
男「でも、ここに来たってことは、撮影自体には積極的なんでしょ?」
妻「でもやっぱり、エッチは厳しいです。もうちょっとソフトなの無いんですか?」
男「ソフトなエッチで良いじゃん」
妻「・・・」
男「ギャラ前回の3倍よ」
妻「・・顔映さないとか、無しですか」
男「え~?・・ギャラ前回の2倍止まりになるよ」
妻「それでいいです。でも顔はゼッッタイ映さないって約束してくれるならですけど」
男「映さないし、映っても処理できるよ」
妻「うん・・」
男「じゃあ、顔映さないならハメちゃっていいのね?」
妻「言い方・・良いですけど」
男「じゃあ撮影はするとして。美咲さんがどこまでOKなのか確認したいんですが」
妻「はい・・あと撮影中は絶対その名前呼ばないでくださいよ」
男「呼びませんよ。えーっと、フェラは当然OKですよね?」
妻「・・はい」
男「エッチはゴム無しでも?」
妻「あのー・・w」
苦笑気味の妻。
男「あれ、ダメなんでしたっけ」
妻「ダメに決まってるでしょw」
男「顔出さない分、別の部分で頑張る必要はありますよ」
妻「それでもさすがに、生なら撮りません」
男「じゃあゴム有りで。体位は顔映さないなら基本バックですけど」
妻「はい」
男「フィニッシュの際はゴム取ってお尻にかけちゃうけど、それは良いよね?」
妻「・・それは、大丈夫です」
男「じゃあ、そういう感じで」
1本目のビデオが終了した。
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