2/28 日記の続き
「いいんだよ、・・俺さえ我慢すればいいんだから・・」
馬鹿じゃなかろうか、、物分かりの良い男を演じた岡田が妙に笑えた。 抱かれるのは悦子だというのに、所詮は養育費を払いたく無かっただけじゃないのか、、その事に悦子は気が付つない。
(完敗だ、、完全に岡田に持っていかれた)
「あなた(岡田)が良いと言うなら・・」
言葉を濁した悦子も、岡田に養育費を負担させるのは悪いと思っていたようだ。
「悦子が誰に抱かれようが、明日からは俺の妻だ」 立ち上がって、俺の目の前で悦子の唇を奪って、俺が印を押した離婚届けを見て歩くそ笑む岡田に、(お前は哀れだ!)と云う言葉を突き付けられたようだ。 返す言葉も見つからない。 もう終演だ。
(書ききれず、翌日の頁が使ってある)
最後までピエロを演じた父も力尽きた様でした。
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