【2001 1/19】
会社を早退させられた。俺の顔が酷く仕事に差し支えると言われ、トイレで鏡を見た。金縛りにあったかの様に動けなくなった。そして愕然とした。病人の顔とは課長も上手い事言ったもんだ。その通りだ。まるで生気がない死人顔だ。最近眠れなかったからかな。食欲は無い。
少し気をつけなければ!まだまだ倒れるわけにはいかんぞ!大変なのはこれからなんだから。
【2001 1/21】
木下のお義父さんとお義母さんが突然現れた。悦子から離婚の訳話を聞いたらしく、週末に夫婦そろって来た。ある程度は悦子から聞いたにしろ何か違和感があった。悦子の事で謝罪はあるんが嘘っぽく思える。いやに物分りがよすぎる。普通なら許してやってとか言うもんじゃないのか?細かい離婚の日にちを決めようとか乗り気で言い出すし。
(そうか、この時はまだ、籍を抜いた分けじゃなかったんだ)
母の実家通っていても、名字は渡辺のままだった。もっとも父は単身赴任の扱いだったから。
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