心配していた私はすぐに通話ボタンを押しました。
「今日は悪いことしたな…」
そう言う健の声は少し明るく元気に聞こえ安心しました。
「それで涼子さんの身体は大丈夫なの?」
早速聞き出しました。
「あぁ…実はな…」
また暗くなる健の声に不安を覚えながら、「うん…」としか言えない私。
なかなか次の言葉が出てこない健に募る不安…
と、急に健は笑いだし声が明るくなりました。
「ははッ…実はな…まぁまだ確定じゃないんだが、出来たらしいんだよ」
「へッ?」といきなりの変わりように言葉の意味を理解出来ず聞き返してしまい「だからぁ…出来たかもなんだよ。赤ちゃん」
私はようやく理解し、驚きました「えっ。本当か?やったじゃん。おめでとう」
「とりあえず、検査薬の結果だけどな。明日産婦人科に行かせるよ」
嬉しそうに話す健の声に私まで嬉しくなりました。
「じゃあお祝いしなきゃな。また結果教えてくれよ」
そう言って電話を切ると、家へと帰りました。
「ただいまぁ…」
今度は堂々と玄関から入り、早速妻にも伝えようとリビングに行くと妻にも涼子から報告があったようで
「おかえり。ねぇ、涼子に赤ちゃんが出来たみたい」
「あぁ、俺もさっき健から聞いたよ。何かお祝いしよっか」
妻は健を想像し一人でしていた事など微塵も感じさせない、いつも通りの様子で私に接していました。
「そうね…ねぇ、私達もそろそろ…」
「そうだな…」
昼間にこっそり淫らな行為をしていた事が嘘のような妻の真剣な顔に私も真面目に答えました。
実際に妻はどうなのだろう。
もう一度健に抱かれたいのか…たまたま妄想の相手が私ではなく健だったのか。
もう一度だけ健に抱かれたいと言われたら…もし私の方からそれを口にして、したいと答えて来たら。
そんな事を聞く勇気もなく、複雑な心境を抱えていました。
翌日、健から改めて妊娠していると報告がありました。
幸せな夫婦に訪れた大きな命。
しかし私と妻は、お互いにあの日の事を忘れられずにいる。
まずはそれを…私の妻に対する疑いを晴らすべく、妻の入浴中に初めて妻の携帯を見ました。
ややこしいロックもかかっておらず、ラインのトーク履歴を見てみると、健とのやり取りはなく、とくに怪しい点は見つかりませんでした。
さらに通販で買ったと推測した私はメールを確認。
私が見るなど予想もしてない妻は購入履歴を残したままでした。
購入日は1ヶ月前、サイズは20センチとあり、私のモノより遥かに大きく、やはり健のサイズに近いモノを買ったのだと思いました。
妻の携帯を元に戻し、寝室へ行き、奥のクローゼットを開けると、紙袋を見つけました。
中にはバイブが入っていて、その大きさに驚きました。
こんな大きなモノを…
私は嫉妬と興奮に支配され、ある決断をしました。
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