少し普段とは違う緊張感のある中で、嫁を抱きよせました。
後ろから嫁を抱いた格好で、私から話を振りました。
「先の話だけど、結局の所どうなんだ?」話を少し盛り
「実は、他の日にも見かけたって今まで耳にはしてたが、
言わなかったけど、正直に言って。嘘だけは、ダメだぞ。」
少し沈黙が有りましたが、嫁が口を開きました。
「ごめんなさい」の一言でした。私は、嫁の「ごめんなさい」
イコール男と女の関係と決めつけた判断をしました。
思わず、布団から出るとリビングに向かい缶ビールを1本
開けました。 しばらくして、顔を下に向けた嫁もリビングに
来ました。 黙って、立ったままの嫁がしばらく居ました。
まずは、嘘を付いて外出した事を認めました。 私が、話を
盛って嫁に伝えた事も含めての事でした。 出張の日は、子供が
寝てから出たそうです。 話を盛った部分については、まさかの
展開で、リアルに嫁から直の報告となりました。 嫁からの
説明が本当なら、二人だけで会うようになったのは冒頭でお話し
した2週続けて出て行った時でした。 その後、聞けば数十回
2人で会っていました。会った事は認めました。それだけ会って
いるのなら確定だと思いました。私は「それで?」とだけ聞きました。
私の言いたい事は、その一言で嫁には通じていました。
すると「最後までの関係はありません」と嫁から言われた。
「最後まで?ならどこまでなんだ?」少し興奮と怒りで声が
大きく問いただしていたと思います。「キス」小さな声でした。
「キス?それで?」「触られました。胸だけです」簡潔な説明
だけが返ってきました。「いつからなんだ?」「今年に入って」
どうも、初めは二人で会っても、嫁的には相談や愚痴を聞いて
もらう気持ちで会っていたらしく、何となくではあるが、気まずい
空気になった時は、あったが理性があったようでした。
キスに至ったのは、今までも普段日に相手が休日を合わせて
会っていたらしいが、相手が風邪を引いたらしく仕事を休んだ
時に、お見舞いとして初めて家に行った時らしいです。
その時は、帰り際にキスをされ何も無く帰宅した。
それからは、家にもいく事は無く外で会う事までにしようと
ブレーキを掛けたたが、会う回数が増える度に帰り際に数回
キスをされるようになった。 会うのは普段日の日中だけだったが
勤務中に倉庫で品出しをしていた時に、男が倉庫に来て二人きりに
なった時に、初めて胸を触られた。 それからは、普段日に
休日を合わせて会っていただけだが、倉庫に男が来るようになった
らしい。 嫁も、いけない事だとは思ったが拒否を出来なかったと
正直に話した。「本当に、相手とはそこまでなのか?」「はい」
私には嫁の「はい」の返事を素直に信用できなかった。
普通に考えて、そこまでで終わるはずが無いと思った。
その日以来、嫁とはギクシャクした日が続いた。いつしか、私は
勝手に嫁の失態を妄想していた。嫁から聞いた話以上の出来事を
想像していた。 男と女の関係になっているはずだ!
どう考えても、私の考えはそうなってしまう。
嫉妬なのか、そうあって欲しいと願っているのか。 私の人格
もしくは、嫁を見る目が変わっていました。
そんな事を考えているにも関わらず、嫁を抱く日もありました。
抱いている時も、口には出しませんでしたが、私の頭の中では
勝手な妄想をして興奮してしまう自分がいました。
思っていても口に出せない理由は、そうであって欲しくない
気持ちと、そんな事を考えている自分を嫁に知られたくない
何とも言えない気持ちを自分だけで処理していました。
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