まるで妻を視姦するような目付きで睨め回し、その感想をニヤついた顔つきで言い合う男達に、何となくいやな空気を感じていました…
すると…
「こういうのは、即断即決でさ、なあ…」
二人の男性が席を立ち、バイキングのコーナーに歩いて行ったのです…
彼らの行く方向を目で追っていると…デザートのコーナに立つ妻を挟むようにし、何か話しかけているようでした…
しばらくの間、ずいぶん親しげに三人で話を…
そのうちに、男性の一人が戻って来ました。
「お色気むんむんだよ、顔も、ほらAVの風間ゆみっているだろ、あれのちょっと老けた感じで、胸もでかいって、むっちりのワンピースから盛り上がってるさ…」
「で?あいつはまだ何話してんだよ?」
「ああ、ちょっとな…」
すると、もう一人が戻り、また他の男達にひそひそと話し始めたのです…
ようやく、家内が戻りました。
「誰?知り合いか?」
「いいえ違うのよ、私がデザートを取ってたら、話しかけられて…」
「ずいぶん親しそうだったじゃないか?」
「どこからですか?とか、何泊ですか?とか、いろいろ聞かれたのよ、会社の旅行会なんですって」
「ふぅん…」
そうこうしてるうちに、彼らは食事を終え、レストランを出て行きました。
デザートを食べコーヒーも飲み終えたので、
「バイキングは、どうも食べ過ぎてお腹がきついな、部屋で少し休んでから、風呂でも入るとするか」
部屋に戻り、しばらくくつろぎ、ようやくお腹も楽になったので、
「さあ、そろそろ温泉に入るか…」
「ねえ、せっかくだから、ちょっと下のスナックに行きません?」
「スナックってこれからか?」
「ええ…せっかくの記念だから、温泉に入る前に少しいいでしょう?」
「そうか…じゃあちょっとな」
エレベーターで地下に降りると、「パピヨン」というスナックがあり、入口のドアを開けると…
奥のボックスに、さきほどのレストランの男性グループが座っていました….
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