家族三人買い物をしている時、子供が同学年という事もあり昔から仲良くしている家族(吉田家)と遭遇しました。
歳の離れた夫婦で吉田夫は40代前半。
元スポーツ選手、今はマッサージの先生。
「お久しぶりです!相変わらず可愛い感じでいらっしゃる!」
吉田夫はいつも妻を褒める。
それなりに好意を抱いているのも分かる。
「あれ?奥さん腰でも痛めました?」
「ええ、ちょっと最近痛めちゃって・・・」
「それはいけない!マッサージして差し上げますよ」
なんとなく気に食わなかったので、今まではマッサージの押し売りに応じる事は俺が許さなかったんです。
しかしこの日は自然と「それは名案!マッサージ今から受けてきなよ?お前の体が心配だよ俺は・・・」
すぐマッサージを受けてくるよう話をあおってみました。
吉田夫はいつもの俺の態度と違うことにすぐ気づき、俺に視線を向けてきました。
俺は意味深な顔つきで小さくコクっと頷きました。
妻は急な話に動揺しながらも、「体を心配している」という言葉が嬉しかったのか吉田夫が営んでいる個人院に向かっていきました。
俺はすぐに吉田夫にメールを送りました。
「たっぷりマッサージをして下さい。流れが向けば過激なマッサージもOK、詳しい事情は後で説明します。それと妻にはこのメールの件は内緒でお願いします」
妻にもメール。
「先生の言うことはちゃんと聞くんだよ。子供と飯食うから時間気にせずゆっくり治療してもらってきてね」
俺はソワソワしながら妻の帰宅を待ちました。
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