その前に気になるから確認したいことがあった。
あいつ寝たら起きないの?
うん、お酒飲み過ぎたら昼まで寝てるよ
あの後…なにか言われた?
なにも聞かれてないよ、いつ帰ったか聞かれたくらい
美紀さんはイヤ?
…わかんない
可愛いね
私は頭を撫でキスをする。
美紀さんは以前と違い、舌を絡めてきた。
私は、途中でやめることにした。
えっ?
びっくりする美紀さん。
今日はやめとくよ、あいつ起きたら大変だから
不満気な美紀さん。私は服を着る。
美紀さん携帯持ってる?美紀さんが大丈夫ならこの番号に連絡して
そうして、携帯番号を教え、帰ることにした。
またタクシーで!
今日のタクシー代は高くつくのか、そう思いながら飲み直し寝た。
夜になり、携帯を見たが何もなかった。
やっぱダメか〜やっぱやっとけば良かったな。
そして次の日、仕事に行き、10時頃メールが来る。
空メールって…美紀さんかな
美紀さん?
はい
メールありがとう
会えますか?
いいよ
今から会えますか?急で無理ならいいです。
大丈夫だよ、どこ?
今、外にいます。
そうして、場所と時間を合わせ会うことになった。
ヨシ!やれるな!
美紀さんはバスターミナルにいた。
帽子を深々とかぶり座っていた。
私はすぐに見つけた。
車で来てるから行こうか
うん
車に乗っても下を向いていた。よっぽど警戒してるのか。
私はどこに行くとも聞かず、会話も少ないままホテルに車を走らせた。
部屋に入るまでずっと下向きな美紀さん。
もう大丈夫だよ
うん
帽子を取ると、泣きそうな顔をしていた。
美紀さん、もしかしてホテル来たことないの?
うん
じゃあ探検してみようか
なにそれ笑
やっと笑ったね
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