私「僕と付き合ってほしい。実はずっと好きだったから、、、」
私は卑怯にも下心は出さず、誠実さを訴えかけた。無下に断りづらいように。
綾子「待って、私が結婚してるのも子供がいるのも知ってるでしょ?無理だよ。」
私「店長が家族を大切にしてる事は知ってます。だからご家族に迷惑が掛からないように、僕の気持ちを受け入れてほしい。」
綾子「、、、。でも家族を裏切れないし、仕事仲間とそんな関係になんて、、、やっぱり無理だよ」
私「じゃあ一度だけでいいから、店長の時間を1日欲しい。それで納得するから」
綾子「そんな、、、。あなたの気持ちは理解したけど、わたしには受け入れられないよ。」
私「じゃあ店長の気持ちは尊重する。気持ちまで欲しいとは言わない。でも温もりが欲しい」
私は綾子の顔を抑え強引にキスをした。
綾子は驚きのあまり目を見開いたまま抵抗したが諦めたようだ。
ここで無理矢理舌を入れたり身体を触って拒否されて嫌われるより、既成事実を一つずつ積み重ねた方が一度で終わらず長く楽しめると思い、これ以上はしなかった。
その方が誠実さも伝わり多少なりとも受け入れる土壌になると思ったからだ。
私「店長が早番で僕が休みの時に時間がほしい。もっとゆっくり話したいから」
そう言いながら私は綾子の手を握りしめた。綾子はビクッとして俯いたまま拒否することは無かった。
綾子も五十路越えの大人でありこの程度は許容範囲だろう。
しかしこういう積み重ねが大事なのだ。
綾子「お茶するだけだからね」
私「わかった。二人だけになれる所で話そう。僕はもっと店長のこと知りたいから」
そう言いながら2度目のキスをした。
綾子は身構え唇を固く結んだままだったが大袈裟に拒絶する事はなくその日は別れた。
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