その日以降、綾子と会えない日は写真と動画を見て何度もオナった。
綾子を深く知るほど独占欲も増していった。
仕事場でも綾子がお得意様と談笑していると話が気になり、会話に入っていった。
ある時、年配のお得意様が来店された。
「今日は店長は?」
「こんにちは。今日店長は休みですよ」
「そうか〜残念だなァ。こないだ旅行行った時のお土産買ってきたんだけど。渡しておいてよ。」
そう言って手渡されたのは何処かの温泉饅頭のようだった。
よく見ると包み紙に電話番号らしき番号が書いてある。
何の番号だかわからないが雑に書いてあった。
翌日綾子が出勤した時、その旨伝えた。
私「店長、昨日◯◯様が来店されてお土産置いていきましたよ」
綾子「本当〜?中身は何だろう?お饅頭だ!みんなで食べよう♪」
私はこの番号の事が気になり聞いてみた。
「店長、この番号なんですかね?」
「ああ、それ。多分◯◯様の電話番号だと思う。」
すると他のスタッフも
「あー、あのお爺さん店長のこと気に入ってますもんね〜笑」
このお得意様は金払いが良く、いつも十万以上買って行く常連さんだ。
もちろん綾子以外からは買わない。
接客中によく食事に行こうと誘われるらしい。
以前も頂いたお土産に番号が書いてあり、電話してくれよと言われていると。
綾子「◯◯様はしつこくないから適当にかわしてるけど、困るよね〜」
他のスタッフ
「他にも店長目当ての常連さん多いですもんね!前にも飲みに行こうって誘われて上がるまで待ってた人もいましたよね!笑」
初耳である。
客からもそんなに言い寄られていたなんて。私は独占欲からか、綾子に対してイラっとして冷たく接してしまった。
綾子も私の態度を感じ取ったようで、暫く会話はなかった。
綾子との連絡手段はLINEなどは使わず売場で二人きりのやり取りだけだ。
万が一家族に見られてしまってはおしまいだから。
数日後、
綾子「なんか怒ってるよね?」
私「、、、。ごめん。つい嫉妬した」
綾子は呆れたように
「嫉妬するような事あるわけないでしょ?ばかね。でもあなたの気持ちはわかったよ。」
そう言うと次回の約束をした。
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