綾子は涙を浮かべながら、今日を迎えるにあたって気持ちの整理を話してくれた。
私はそんな綾子が愛おしく静かにと唇を重ねた。
それから家庭のこと、夫のこと、子供たちのことなど今まで知らなかった話をしてくれた。
以前にも書いたが夫とは10年以上セックスレスで夫婦生活は冷め切っており、50歳を超えた頃生理も終え女である事を忘れていたと。
こないだは困惑したけど女である事を再認識できたし心が満たされたとも。
結婚してから男性に言い寄られる事もなくなり妻として求められる事もなく、ただ毎日母として家事と仕事をこなす毎日だったのだろう。
私は最初は美人な人妻とただヤレればいい、セフレが欲しいと下心で近づいたが、この頃には愛し始めていた。
家庭を壊すことは考えていないが、せめて私といる時間は満たしてあげたいと。
お互いに現在の状況から過去の話まで進んだ時に、私は綾子の男遍歴が気になり聞いてみることに。
私「結婚するまでは何人と付き合ったの?」
綾子「え〜、何人だろう?覚えてないよ」とはぐらかす。
私「じゃあ初体験はいつ?」
綾子「ん〜、高一だったかな」
私は覚えてそうなところから聞き出そうと話を掘り下げる事に。
綾子は意外にも素直にあれこれと告白してくれた。
初体験の相手は同級生の彼氏。
その後先輩とも付き合い、バイト先の大学生とも関係を持ったと。
社会人になってからはバブルの頃で飲み会も多く百貨店はセクハラが多かったらしい。
上司から体を触られることは日常茶飯事で同僚からも飲まされてはお持ち帰りされ何度か関係を持ったと。
その後今の夫と職場結婚をして今に至る。
綾子「はっきりとは思い出せないけど7〜8人くらいかな」
時代も時代だしこの容姿で7〜8人なら標準的か?むしろ少ないぐらいか。
現在は家庭もあり年齢的にも落ち着いているが、若さ故の過ちもあったようだ。
私は綾子が今までどんなセックスをしてきたのか凄く興味が湧いてきた。
「今まで変わった場所とか変わったエッチとかしたことある?」
「んー、どうだろう。私は普通だよ。あまり変わった事はしたことないかな」
「そうなの?部屋とかホテル以外の場所は?」
「えーと、車の中かな。あとカラオケのトイレとか」
「えっ?カラオケのトイレって誰と?彼氏?」
「それはね、彼氏って言うか私に気があった後輩君だった。確か飲み過ぎて介抱されてそのまま、、、」
「えぇ〜!それは同意の上だったの???」
「違うよ、気が付いたらされてた」
今も昔もそんな話はどこにでもあるだろう。でも綾子を酔わして犯した男がいたなんて。私は怒りが込み上げていた。自分の事は棚に上げて。
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