部屋に入ると怪しげな照明に照らされた大きなベッドと二人用のソファがあった。
綾子はラブホテルなんて何十年振りかしら?とさらに興味津々で部屋の隅々まで見ては楽しんでいるようだった。
綾子「お風呂がガラス張りで丸見えだね〜若い子達は興奮しちゃうんだろうな〜」
私「ラブホはむしろ中高年の方が多いんですよ。若者はマン喫で済ませたりしてるから」
綾子「マンキツ???」
私「?あぁ、マンガ喫茶の事ですよ。個室やシャワーもあるんで安上がりらしいですよ?」
そんな他愛も無い会話で緊張も打ち解け二人でソファに腰を掛けた。
綾子はもう私に手を握られていることは気にならないようだ。
私「今日は時間を作ってくれてありがとう」
そう言いながら体を引き寄せキスをしようとすると
綾子「これ以上はだめ。気持ちには応えてあげたいけど、これ以上は、ね。お願い」
私はそんな綾子を見つめながらキスは諦めたがゆっくり体を近づけた。
私「僕は店長、っていうか綾子さんを感じたいんです。だから少しの間抱きしめさせてください」
綾子は複雑な表情を見せつつも無言で受け入れてくれたように感じた。
私は綾子を強く引き寄せ優しく抱きしめた。綾子の体は固く硬直したが、次第に力が抜けたように柔らかくなった。
私は綾子の髪の毛から香るシャンプーの匂いに酔いしれ、首筋にも鼻を這わせていた。
鼻先が首筋から耳を掠めると綾子は身体を捩らせた。
綾子の緊張もほぐれ、次第に綾子の腕が私の背中に回ってきた。
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