続き⑥
③多香子さん
3番目に会ったのは最年長の多香子さん、最年長といっても42才で化粧が上手いから30代に見える美人だ。
多香子さんとは薫さんと初めて関係した翌日の夜に会った。
その日の日中に「今夜飲みに行かない?」というLINEがいきなり来たが、予定が無かったんでOKした。
そういう関係になる気もなかったから、軽い気持ちで食事して飲んだだけで別れて帰宅したが、そのあとも同じような感じで会った時に、何となくだが多香子さんにじっくり品定めされているような気がした。
多香子さんと初めて関係したのは3回目に会った時だった。
平日休みの日だったが、前の晩に「明日ランチしようよ」ってLINEが来たのでOKした。
と言うのも本当は朱里さんと会う予定だったが体調が悪いということでキャンセルになっていたからだった。
待ち合わせたのは新宿の某ホテルのレストラン、昼間からフレンチのプチコースをご馳走になった。
そのあと多香子さんはごく自然な感じで俺を部屋に誘った。
エレベーターを降りて高層階の客室に背中を押されて先に入ると、多香子さんに後ろから呼ばれた。
その声に振り向くといきなり抱きつかれ濃厚なディープキスをされた。
俺は思わず「どうしたんですか?」と聞いてしまったが、多香子さんはその言葉を遮るように何度も唇を重ねて来た。
そのまま押し切られるようにベッドに仰向けにされて何度もキスされたあと、多香子さんが「ここまですれば私の気持ちわかったでしょう」と言って着ていたものを脱ぎ始めた。
そして「シャワー浴びたい?」と言ったんで「浴びたいな」と答えると、俺を裸にして手を引っ張るように浴室に入った。
失礼な話だが、薫さんと同じ経産婦でしかも40過ぎだから、多香子さんに対して全く期待していなかったし関係する気もなかったが、体を見ると薄っすらと妊娠線があるものの、体にはほとんど緩みがなく胸もほとんど垂れていない、7才も若い薫さんの劣化ボディとは比べ物にならないほどのナイスボディだった。
しかもVIOをやったらしく無毛のオマンコだ、多分だけど白髪が混ざってきたんで脱毛したんだろうが「お金をかけてるんだろうな」という体をしていた。
多香子さんは俺の体を洗いながら「コーチから誘ってくれないから思い切ったのよ」と言っていた。
セックスはノーマルな感じで愛撫よりも挿入派ですぐに入れたがる。
お互いの体を軽く舐め合うと自分から跨ってくるタイプで、特に上手なものはなかった。
オマンコの具合は可もなく不可もなしと言ったところかな、派手な声を上げることもなく淡々とセックスするだけ。
俺にしてみれば少しも楽しいことのないセックスだったが、多香子さんも体の相性が合わないと思ったんだろう、射精すると2回戦に続くこともなくシャワーして着替えて別れた。
多分お互いがっかりしたんだと思うが、その後は世間話し程度のLINEは来るけど俺からも多香子さんからも会いましょうと誘うことはない。
しかし一番積極的だった2人が関係してみると、言っちゃ悪いがどっちもつまらないと女だった言こと。
抱いてみないとわからない、女性というのはわからないものだと思った。
この二人とは上手いことおさらばした方が良い、そう思って俺から声をかけることはしないでいる。
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