陽子との楽しかった3年間の日々は終わりを迎えた。この終わりは突然訪れたわけではなく、職場の経営が徐々に悪化した事だった。1日に14、5件あった建売りの注文が、2、3件に激減。注文住宅に至っては1年入って来なかった。不景気による物価の高騰も、経営悪化に拍車をかけた。従業員全員口には出さなかったが、この事態を感じていた。そして社長と専務の大喧嘩もあり、皆(ヤバイんだ)と思っていた。そして遂に社長が全員を集めて、今年度末で廃業する事を告げた。全員分かっていて文句を言う人はいなかった。俺も就活を始めて新しい職場を見つけ、3月の中旬で辞める事になった。そして陽子と会う最後の日を迎えた。「今日で最後ね」と陽子が言った。そして陽子は「最後のお願い聞いて」と言った。「今日は最後まで生でして。それが最後のお願い」と言った。俺は「いいの?」と聞くと陽子は「お願い」と言い抱き付いた。俺達は最後のセックスをした。お互い激しく求めあい最後は「お願い中に頂戴っ」と言って俺は中に出した。
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