陽子が中々話を切り出さないので、俺は痺れを切らして「て言うかそんな事話に呼び出したんじゃないよね?」と言う「あっゴメンナサイ」と言って俯いた。「話って何?お金借りたいとか?」と言うと「違うっお金は困ってない」と言った。「じゃあ何?俺に出来る事なら協力するよ」と言うと「あのね〇〇いるでしょ?」と言い「娘さんがどうした?」と聞くと「DNA鑑定してもらいたいの」と言った。「えっ?だってあの子俺の子でしょ?何で?」と聞くと「私も俺君の子だと信じてるんだけど、本当にそうか最近自信がなくて」と言った。「自信がないって?」と聞くと「最近あの子反抗期で、怒ると前の旦那に似てるの。だから自信がなくて。それに俺君と別れた2日後にあの人としてるから、まさかなって」と言った。「なるほどね」と言うと「ダメかな?」と聞かれ俺は「そう言う事ならいいよ。幾らでも協力するよ」と言うと「本当にいいの?」と驚いた。「只、結果が違っても知らせて」と言うと「うん分かったけど、知らせるのはどうする?電話やLINEじゃ不味いでしょ?」と聞かれ「この前みたいに手紙送って」と言うと「分かった」と言った。俺はその場で髪の毛を数本抜いて渡した。それから俺達は1時間ほど10年間の事を話帰った。半月した頃手紙が来た。また妻が風呂に入っている時に見た。結果は娘だった。その後、陽子とは手紙でやり取りをしたが、直接会う事はなかった。手紙のやり取りは半年ほど続いたが、段々と少なくなり自然消滅した。
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