この時点で次に何が起こるのかは想像できたので、女性が荷物を整理している間に、さっと薪を買ってきて、薪割りして、焚き火台のセッティングをして、いつでも火起こしをできる状態にして、焚き火台を組んでいる間に、薪ストーブでお湯を沸かしておいて、広げている荷物から「カップ借りますね」とカップを取り出し「好みかわからないですけど?」とちょっと香りのいいお茶を淹れて「温まりますよどうぞ」と差し出しました。
『そんな!すみません!私がしなきゃなのに!』と恐縮していたけど
「元来お節介なんで気にしないでください」と自分の分のお茶を淹れてようやく本当にのんびりとなりました。
夕暮れが近づき、女性の焚き火の火を起こし、揃って食事の準備にかかります。
女性はカセットコンロを持ってきていて、そうなるとさすがに主婦はテキパキと調理していきます。
こちらも仕込んだ食材を調理していき、数品作って米が炊けた頃、美味しそうですねお酒のおつまみって感じですね、私はお鍋なんですけど一緒にいかがですか?とお誘いがあり、ありがとうございますとご一緒させていただくことに
乾杯した頃には管理人さんも帰られ、この日は我々2人だけの宿泊なようで、2人きりの静かな海岸で波の音をBGMに食事とお酒が進みます。
ほろ酔い気分になった頃、そういえばと、自分はヤスで42です。女性は(サトエリっぽいのでここではエリさんとさせていただきます。)エリです、41ですけど早生まれなんで同級生ですねと自己紹介。
一通り飲んで食べてようやく余裕が出たのか『あれ薪ストーブですよね?』とエリさんが自分のテントへ入っていきます。
たぶん入り口を閉めたらぽかぽかですよ?こっちで飲み直します?とたずねると、待ってましたと言わんばかりに椅子を持ってストーブの前に移動してきましたw
薪ストーブに薪をくべて火力を上げ、入り口を閉めるといい具合に暖まり上着は必要ないくらいです。
自分はコット(簡易ベッドみたいなものです)に腰掛けていたんですが、いつの間にかエリさんも隣に座っていて、最初のうちはキャンプの事等を話していたのが
エリさんがちょっと待っててとテントを出て『ヤスさん温かいからここ泊めて』と、コットを持ち込んで来たところから、いつしか昔の恋バナや身の上話に。
どちらも仲が悪いわけではないけど、パートナーとはなんか男女の関係ではなくなったてきちゃったかな?ということで共通してました。
「でもエリさん声かけられるんじゃない?」
『専業主婦に出会いなんて無いよー』
「そう?子供の友達のお父さんとか?」
『お互いの家庭崩壊じゃんw』
「ありがちじゃない?」
『あるのかもねー・・・私はないわ』
「私はってのがひっかかるね」
『うーん・・・確証ないけど旦那はいるのかも?』
「気配あり?」
『ありあり、女の勘ナメんなって感じ』
「いつくらいから?』
『2年くらい前?気がついたのはもう少し後だけど、思い返せばあの頃からか?って』
「そうかー・・・」
『いいんだけどね、家にお金入れないわけではないし、そこさえちゃんとしてくれたら構わないかな?って割り切ってる』
「男探したらいいと思うよ」
『そんな簡単にいうけどさーおばちゃんに需要ないからw』
「あるある」
『どこによー』
「ここにあるよ」
『え?』
「え?、だからここだって」と抱き寄せると
『ちょちょっと待って』と、エリさんはうろたえる
「知らない男の家にれ置きが必要ですね」とエリさんにキスをしました。
たぶんエリさんも泊まると言った時点からある程度は覚悟?期待?していたのかなと思います、そのくらい激しくキスをしました。
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