少し会話劇ですが、、
僕と娘はケーキにアイスが添えてあるデザートを頼んだ。
沙里は普段は飲まない角ハイボールを、ちょびちょび飲みながら今の心境を話してくれた。
「ねぇ、これ甘くないじゃん。"ほろよい"のが美味しいよ」
「氷を少しずつ溶かしながら味わうんだよ!香りを嗅いでみろ、ほんのり甘いだろ」
「えー、めっちゃお酒の匂いじゃん」
「少しグラスを揺らしながら、氷と炭酸の音を聞け!全体を感じて飲めば、すっきりした甘みを感じれるぞ」 *個人の感想です。
「へぇー」
「それに27ぐらいだったら、ウイスキーの方がかっこいい女性って感じじゃん」
「じゃ飲む」
「俺は高い酒を美味しいと思ったことがない!でも角瓶は安くて美味しい、庶民の味方なんだぞ、くそぉー、強炭酸買ったし、帰ったら飲もう」
「きゃははは、ごめんね私だけ飲んで。怒らないでぇー」
くだらない会話から始まり‥
「でも、ありがとね」
「ん?」
「お家」
「あー」
何も聞かずに受け入れてくれた事に感謝してると、歯に噛みながら嬉しい事を言ってくれた。
沙里が旦那の元を飛び出し、我が家に住む様になってから、妻も僕も別居の理由を一切尋ねていない。
妻と沙里の両親がいる、実家に帰る選択肢もあったらしい。
沙里の旦那は見た目も服装も凄く控えめで、沙里の男性バージョン的な、ある意味お似合いの夫婦だと妻も僕も思っている。
その印象通り、浮気とかの異性絡みではないらしい。
一つの大きな原因ではなく、些細な出来事の積み重ね。
まず、夜の営みが淡白で娘が生まれてからレスに近い事。(最近の若い男性は多いって聞くよね。まぁ体の相性もあるしな)
少し短いスカートやネイルをすると、昔と変わったとか、遠回しに軽い女の様な偏見を口にする。(令和の時代に言語道断!もちろん時代は関係ないが)
娘の面倒を見ないでアニメばかり観る。
(確かに、娘からパパの名前は一切、聞かないな)
これが1番、驚いたんですが、フェラチオからの延長でキスをせがむと、汚いと言われたらしい!!!(なんじゃそれ?そしたら汚いもん咥えさせんなよ!そんな野郎、別れろ別れろ!)
10歳若かったら感情的に↑の( )ような事を言っていただろう。
しかし自分も、いい歳なので言葉を飲み込み動何も言わず頷いて聞いた。
いろいろ傷ついたんだろうなぁと思いながら、ついさっきまで「マンコ見せろ」とかガキの様な事をやっていた自分を恥じた。
デザートを食べ終えた娘は、ウトウトしながら壁に寄りかかって今にも眠りに落ちそうな顔をしている。
沙里がブランケットをかけ、横に寝かせる。
「ねぇお酒美味しくないから、優くんのアイスちょっと食べたい」
沙里はハイボールを半分でギブアップすると、テーブルの下を潜り抜け、僕の隣に腰掛けた。
「ごめんね、変な話しちゃって。そんな悲しい顔しないでよぉ、ね?」
「優くんだから、してあげるんだからね」
そう言うと、真横でTシャツを首の下まで捲り上げた。
「おーわり」
数秒間だったけど、ご飯屋さんのテーブルで眼鏡とサンダル以外、ほぼ全裸はエロ過ぎる。
沙里の顔は真っ赤っか。
「アイスたべたい?」
「うん」
「じゃーTシャツいいって言うまで捲って」
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