「マイルーラって知ってる?」
田中さんの問いかけに、女性用避妊具でゴム不要程度の認識はありましたが、周りには実際に使用している人もおらず、曖昧に返事をしていると
「今度準備してくるから」なんて姉さん気取りの彼女を、愛おしくて抱きしめたのを覚えています。
田中さんは、初めて会った時に最後まで行為をしなかった私を信じきっている様子でした。
当時は、男女関係を軽い軽くないという言葉で人格を形容していた時代です。私の事を軽くない部類だと思っていたのでしょう。会話の中からも認識していましたし、、
独身を装っていた私は、歳上の彼女を罪悪感のないまま抱き続け、果てた時には必ず
「ずっと一緒にいたい、俺だけのものにしたい」
と呟いていた。
私は悪魔だったのかもしれません。
その度に、
「だめよ、歳も違いすぎるし、駄目」と言ってくれました。本心は分かりませんが、私との関係を長く続けたい気持ちがあっての言葉だったのだと思います。
話を元に戻しましょう、
初めてマイルーラを持ってきたラブホテルでの事。
行為の前にトイレでマイルーラをセットして恥ずかしそうに出てきました。
「これで大丈夫なのかなぁ」
説明書通りにしたのなら大丈夫でしょという事で、
バスルームで立ちバック、バスルームを出た床の上で正常位、ベッドでは騎乗位で、合計3回中に出しました。
バスルームと床の上では、互いに身体が濡れていた事もあり、私は田中さんの中に出す事を告げずに出しています。特にバスルームで軽く湯に浸かってからの立ちバックは小柄な身体の奥にコリコリ当たり、快感に堪らず無言で放出していました。
中に出すのを告げて放ったのはベッドの上だけ、、
「中でいいの?」
「うん」
ちなみに、彼女との交際中には映画を見に行ったり、
恵比寿の美味しいうどんを食べに行ったりと、私が求めても「今日はだめ」という日も何回かあったと思います。私の誕生日が絡んでいて、zippo のライターのプレゼントもいただきました。
思い出した事があります。
彼女は新潟県の出身で、獅子座のO型と話していました。真実とは思えませんが、読者の方には演出として楽しんで頂けたらと思います。
つづく
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