ある日、回覧板が回ってきました。
内容は３ヶ月に１度の一斉掃除の日程連絡。
当日私は軍手をはめて張り切って参加です。
ママ友さんはご近所さんといえど主婦とサラリーマンなので、普段そこまで顔を合わせる事はありません。
私はママ友さんの姿を見つけると、つかず離れずの微妙な距離感を保ちつつチラチラママ友さんを観察です。
しばらくしてママ友さんと目が合いました。
私はニコっと笑顔で会釈して、目をそらしました。徐々に徐々にママ友さんとの距離をつめます！背後をキープしました。ここまできたら一気に攻めます！
「おはようございます。先日はどうもです。」
ママ友さんの顔はひきつります。
一気呵成です！小声で攻めます。
「あそこよく行くの？」
「えっ、あっ、そんな・・・。」
あきらかに戸惑ってます。
この時、私めちゃくちゃ楽しいんでます！
「相手あそこにいる旦那さんじゃなかったよね？」
「・・・。」
「まぁ、いいや。また後で。」
私には秘策があります。ここはこのへんで一旦引きます。
一時間程の清掃は終了を迎えます。
落ち葉がいっぱい入った袋が数袋出来上がってます。
私は知っていたんです。
ママ友さんちは今組長さんをやっているのを。
組長さんはゴミ置き場に運ばれて集められた
その袋達を邪魔にならないように片隅によけたり道具の整理をしたりしているんです。
旦那さんはそそくさと掃除が終わり次第家に戻るのを私は知っていたんです。
つまり、ゴミ置き場にはママ友さん一人になるんです。
ここしかありません。
私は攻めます。
「ご苦労様です。手伝いますよ。」
ママ友さんは、ハッと振り返ります。
「えっ！？」
「いやぁ、さっきの話の続きもしたいし。」
「お願いだから、旦那には言わないで。」
私は全然そんな気はない事を伝えます。
ママ友さんは安心した表情に変わります。
いや、私は逃がしません。
「SMルームに入ってったよね？そういうの好きなの？」
「向こうが好きで・・・。」
「えっ、ママ友さんはどっちなの？」
「どっちって？？」
「あの部屋使って、責めたの？責められたの？」
「えぇ～秘密ぅ！」
この話し方、完全にもう気を許してます。
うん、イケる！私は確信しました。
私はスポーティーなピチピチ系のズボンをはいてるママ友さんのケツを鷲掴みにして聞いてやりました。
「こうやって、このケツ鷲掴みされたりして責められたの？」
ママ友さんはビックリして固まります。
「どうなの？」
私は鷲掴みの手を更に力を入れて聞いてやりました！
ママ友さんの目つきが変わります。
「はい・・・。」
「責められた方って事？」
「うん・・・。」
その時外から人が入って来そうな雰囲気がしました。私はサッと離れゴミ袋の整理を再開です。
ビンゴです。副組長さんちの奥さんが入ってきました。
「ご苦労様です。あと何かやる事ありますか」
ママ友さんは、
「大丈夫ですよ。あとこれだけまとめたら終わりだから上がって下さい。」
副組長さんは、言われるがまま上がっていきました。
「ママ友さんってMなんだねぇ。」
「もう言わないで下さい。恥ずかしいから。」
「今度昼間飯でもどうですか？」
私はママ友さんとのライン交換に成功。そして次回昼飯を食べる約束まで成功。さっそく有給申請です。
初ご飯の日の事は改めて書きます。
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