翌日仕事場に着いた僕は、里美さんの姿を探しました。
「昨日は…」と言いかけた所、里美さんは人差し指を立てて僕の唇を押さえて「しっ」と言いました。どうやら、プライベートのことは仕事場では話さないようにしているようでした。
そういえば、里美さんの私生活については全く知りませんでした。唇に当てられた里美さんの指の感触がほのかに残っていました。
「さぁ、トモくん。頑張って売り切るぞ。」
「あっはいっ」
社用車に乗って色々と営業に回りましたが、どこもそれほど乗り気ではなく、何件か回っていくうちに僕らの会話も減ってきました。
「やっぱりダメなのかなぁ…」
里美さんの弱気な発言を初めて耳にしました。
「そんなことありませんよ。まだ、誰も知らない商品だから置きたがらないだけですよ。絶対いい商品だということは僕はわかってますから。どこかで昼ごはんを食べて、昼から仕切り直しましょう。」
「うん、そうだね。」
言葉とは裏腹に不安そうな表情を浮かべる里美さんでしたが、ちょっとお洒落な感じがする店を見つけたのでそこに入りました。
ごはんを食べようと思っていたのですが、メニューは甘いものか飲み物しかありませんでした。
「トモくん、ウケるぅ。お昼ご飯ってパフェでいいのかな?」と思いっきり笑われました。でも、これが良かったようで、昼からの営業は思いのほかうまく行きました。
「あとはこれが売れるかどうかだけど、SNSの配信もちょっとやってみますね。」と言い、どのような思いで商品が開発されたのかなどを書いて投稿しました。
始めはそれほど反響はありませんでしたが、ジワジワそれが認知されていきました。程なくして商品を置いてもらった所から連絡が入り追加注文がありました。
僕たちの想像を遥かに超えて1週間ほどで商品が売り切れ、喜び合いました。社長からも「すごいじゃないの。こんなに早くに売り切ったなんて。はい、これ特別ボーナス。それと、今日は仕事を上がってもいいから、それでいいご飯を食べていらっしゃい。」と言って、それぞれ茶封筒を手渡されました。
中身を確認して僕たちはお互い目を見つめながら驚きました。
「めっちゃ入ってない?」
「うん、私のミスだったのにこれだけいただくのは申し訳ないですよね。」
「でも、社長って受け取らなかったら怒るでしょ。」
「うん、確かに…。」
「じゃあパァっと使ってしまいましょう。」
となり、里美さんが行きたいところを聞いてみました。すると、日帰りの温泉に行きたいと言いました。僕はスマホを取り出し、近場で料理も美味しそうな所を探して予約を取りました。
「じゃあ行きましょうか?」と言って、里美さんを僕の車に乗せて運転しました。会社からは高速を使って2時間ほどの距離でしたが、道中ずっと商品のことについて話していました。
温泉に着くと、部屋に通されました。そこそこ広い部屋でしたので、どこに座るのかをお互い悩みました。結局テーブルに2人横並びに座りました。
「せっかくだから、浴衣に着替えない?」と里美さんは立ち上がり服を脱ごうとしました。
「ちょ、ちょっと待って下さい。こんな所で着替えるのですか?」
「いいじゃない?トモくんだっていっつも私の胸を見てるでしょ。じゃあ服の中身も見たかったんじゃないの?」
と言いながら、里美さんは男らしく服を脱いでいきました。想像以上のおっぱいの大きさに思わず見惚れてしまいました。
「あーっ、トモくんのエッチぃ。そんなに見られたら恥ずかしいじゃないですかぁ?」
「でも、見られてもいいって思ったんでしょ?」
「うん…でも、トモくんだからですよ…」
「えっ?」
「もぉ鈍感(怒)、里美はトモくんと一緒に仕事をしてからずっと気になってたのよぉ。私のミスなのに文句も言わず優しい声をかけてくれたり、あれだけ一緒にいてても手も出してこないし…。あっでも、胸を見ていたのは知ってましたけどね笑」
「そうなんですね。僕は里美さんのことを人としても女性としても尊敬しています。いつも会社のムードメーカーだし、アイデアも斬新だし。」
「えっ?本当?嬉しい」
と言って、ブラジャーに包まれたおっぱいを晒しながら、僕に抱きついてきました。そして、里美さんは僕にキスをして、舌を押し込んできました。ただ、この時点では僕のチンポは勃起することがありませんでした。内心、まただ…と思いましたが、里美さんのキスを受け入れながらも、どこか申し訳ない気持ちになりました。
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