続きです。
海を見ながら車を走らせる。
つい、色んな事を考えてしまう。
「パパさん、また遠くみてる。」
アサコがSDカードを取り出すと
「私のプレイリスト聞く?」
ドライブにぴったりな音楽が流れる。
アサコの鼻歌が大きくなった♪
さらに車を走らせる。
「パパさんそろそろお腹空かない?」
「散々お菓子食べたのに?」
「海鮮丼のお店行こう」
「そうだなお昼だし」
しばらくして店に着いた。
「やっぱ混んでる~」
「アサコ、まず並ぼう。」
ようやくうちらが呼ばれた。
席に着くとアサコが
「やっぱり特上海鮮丼よね?」
「そうしよう」
「パパさん、お任せ握りも食べない?美味しそう♪」
「ちょっと待ってよ、観光市場とか、道の駅よるんだろ、ここは海鮮丼だけにしよ。」
間もなく海鮮丼が運ばれて来た。
「いただきます!」
「美味しい!」
アサコが満面の笑みをうかべる。
食べてる時のアサコは可愛い。
「パパさん箸進んでないょ」
つい見とれてしまった……。
「ご馳走さま。」
外で行列が出来たから会計を済ませ車に戻る。
「美味しかった~。また来ようね。」
「……。」
「パパさんどうしたの?運転疲れた?」
「大丈夫、さあ行こう!」
さらに車を走らせる。
相変わらず鼻歌のアサコ。
この雰囲気がたまらなく楽しい。
イヤな事を全て忘れそうになる感じ。
間もなく道の駅に着いた。
「さあアサコ、ソフト食うべ。」
「パパさん、観光市場まで距離あるから食べながら行かない?」
「ダメ~。アサコ、シート汚すから(笑)」
「その事はあと言わないで~」
ちょっとイジって見た。
「私、こんな食べ歩きしたかったの。」
「連れて来てくれてありがとう。」
アサコがオレの手を握る…。
「パパさん、塩焼きそばあるよ、買う?」
(まだ食うの??)
「オレはいらない。」
「じゃあ1つだけ買ってくる♪」
食べる子は嫌いじゃない。
よくあの体でどんだけ食うの?って感心してしまう。ちなみにアサコは身長150cmもない…。
アサコが戻って来た。
「さぁ食べよ、パパにはあげなーい。」
美味しそうに食べてる。
「ウマイか?」
「パパさんにはあげないから(笑)」
「ウソ、ひとくち食べて。」
焼きそばを口に運んでくれた。
「うまっ!」
「パパさん、カニ入ってる食べて。」
その後、アサコはホットドックも平らげた。
続きます。
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