俺は金曜日の同じ時間なら会えるかもしれにかないと根拠のない期待をしていたが、1時を過ぎても熟女は現れなかった。
『普通に考えてこんな時間に一人で出かける主婦はいない。あの日はたまたま結婚式とかクラス会とか何かの用事で出かけた帰りだったと考えるのが妥当だろう。それなら酔っていたのもわかる。ならなぜ一人で運転していたのか?酒を飲むなら車で出かけたりしないだろう。そもそも専業主婦かどうかもわからない。もしかしたらあの日の出来事が旦那にばれて連絡出来ずにいるのか?いや、そもそも連絡なんて始めからしてくる気などないのかもしれない。バカな俺はあの時すっかり恋人気分だったが、車に無理矢理乗り込んで襲われて、ホテルで犯されまくったと思われているかもしれない。いや、事実そうだった。だとしたら俺は警察のお世話になる事になる。いやそれより恐ろしいのは、あのフルスモークの外車からして旦那は堅気じゃないかもしれない。警察どころかヤクザに捕まって生きていられないかもしれない。だいだい、俺みたいな底辺で這いつくばるクズの便所虫にあんなに綺麗で女神みたいな女が相手にするはずがない。連絡なんて来る訳ない。俺から連絡しない様に念を押したのはこの番号がウソだからだろう。もう諦めよう』
俺は携帯電話を眺めながらそんな事を思っていた。しかし、どうしてもあの日出来事が俺の頭の中から離れない。喘ぎ声、肌の感触、甘い匂い、キスの感覚も潮を噴きながら締め付けるおま◯この感覚も全てが最高だった。この一週間何度もオナった。仕事中も思い出すと勃って困った。
『やっぱり諦めるなんてできない。もう一度会いたい。もっと笑って話したい。もっと抱きしめあたい』
俺は完全に恋に堕ちていた。
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