けんじさん
「もうそろそろでよか?」
ちかさん
「久しぶりで楽しいのに…でも時期が時期やしね。」
ひろみさん
「ほんまやこんな時間。」
けんじさん
「こういちも居らんしいいならうちらが泊まるホテルくる?広いで~!」
ひろみさん
「入れるん?」
けんじさん
「ラブホやないんやから。酒買って行こうや。」
ちかさん
「本田君もおいでよ!でもこの後彼女とデートかな?」
僕
「彼女いませんから…」
けんじさん
「ならこいよ。彼女いてても拉致るけど。」
ちかさん
「モテそうやのにね?ひろみホンマなん?」
ひろみさん
「本人が言ってるやん。出るなら早く行こう。」
4人で会計に行くと店員さんがお釣りをひろみさんに渡しました。
前にも書きましたが先にいた僕らの分と合わせてこういちさんが多めに置いて行ったみたいでした。
ちかさん
「こういち格好いい~!」
けんじさん
「ひろみ?俺には?」
ひろみさん
「はいはい。」
けんじさんがタクシーを停めて乗り込みました。
助手席にけんじさん。後部座席にひろみさん。僕。ちかさんと。
ちかさん
「本田君。両手に花なん?」
けんじさん
「萎れてきてるけどな…」
ボソっと言いました。
ひろみさん
「けんじ!聞こえてんで!」
ちかさん
「本田君はどう?花やと思う?」
僕
「もちろん花です!」
ちかさん
「ほら~!まだまだイケてる?」
僕
「まだまだだなんて。ぜんぜんイケてますよ!僕はドストライクです。」
ちかさん
「キャ~!けんじ聞いた?私らでイケるって!」
けんじさん
「お前…意味が変わってるで?」
ちかさん
「私でイケるんやろ?」
僕の太腿に手を置き僕の顔を見ました。
僕が無言でいると。
ちかさん
「可愛い~!」
けんじさん
「ちか。あんまりからかいなや?ひろみも困るで。」
ちかさん
「あっ!そっか。ゴメンゴメン。」
ひろみさん
「大丈夫!大丈夫!この子はこれくらいで困るような子やないから。普段から鍛えてるし。」
ちかさん
「課長様のお許しが出た~。」
ちかさんが僕の腕に両手で抱きついてきました。
そして川沿いの大きなホテルに着きました。
※元投稿はこちら >>