「店長に相談すると、「知り合いの弁護士がいるから心配するな。後のことは全部俺に任せろ。」っていって下さり、しばらく私は店長の家でお世話になっていたの。あっ、店長とは何の関係もありませんでしたよ。店長って見た目あんなんだけど、女の人を好きになれないんだって。私も知らなかったんだけど、店長には彼氏がいてて、私が店長の家でお世話になって数日経った時は、その彼氏が店長の家にきて紹介されたの。あっ、でもこのことは内緒よ。それから店長の計らいで先月離婚が成立したの。向こうのご両親は何度も私に頭を下げてきたんだけど、二度と私に近づかないで欲しいと言ったら、「わかりました。それとこれは私たちのせめてもの償いです。」と言って、500万ほどもらったの。それで、私は新しいところに家を借りて、ようやく気持ちが落ち着いてきたところなの。バイトに行くのもすごくしんどかったんだけど、圭くんの私に対する態度が変わらなかったのも私にとってはすごく嬉しかったの。店長にも私は圭くんのことが好きかも。それに圭くんは以前私が結婚する前に私に告白してくれたの。と言うことを言ってたので、店長は今日飲みに行こうと誘ってくれたの。今日は私が圭くんと二人きりになれる時間を店長がわざわざ作ってくださったの。」
僕はようやくこの飲み会の意味が分かり始めてきた。
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