パンダさんありがとうございます。
続きです。元旦の夜 近くの親戚が挨拶がてら、続々と集まって来ました。皆んなもお酒が入り盛り上がり お酒が底をつき出した頃 祖母が お酒が足りないから呑んでないなら行ってくれる?と切り出しSちゃんは[コンビニまで走りますね」すると親戚の人が女1人で大丈夫か?私はすかさず外の空気を吸いたいから、僕がついて行きますよ。祖母がじゃあお願いねと言われ2人で近くのコンビニへ走りました。Sちゃんが運転する中 私は「あぁ今日は酔っぱらよ」沢山呑まされたしSちゃんは「大丈夫ですか?」私は「大丈夫だよ」ちょっと外の空気吸ったら治るよ。Sちゃんは、「じゃあ少し遠回りして行きますね」と言い出し田舎のせいか街灯もない暗い道を走ります。少し無言が続き 私は酔った勢いもあり「Sちゃん…あのさ」
「どうしたんですか?」俺…Sちゃんのことがずっと気になってて
「お兄さん酔ってるでしょう」私は「少しは酔ってるけど…気になってるのは本当だよ」いけないことはわかってる、でも…Sちゃんすかさず「酔ってるだけですよ」と笑みをうかべながら、もうお兄さん冗談が過ぎます。私が真面目に受けたらどうするんですか?もお、お兄さんったら…もう着きましたよ。
お兄さん車に乗ってて下さい。急いで買ってきますから、Sちゃんはコンビニへ入り3分程で戻って来ました。「これで良しお兄さん帰りましょう」Sちゃんはギアをバックに入れ私の方を向いて後方確認しながら下がってる時 私はSちゃんを見つめ「Sちゃん…」私達はお互い目が合い「お兄さん あまり見つめると恥ずかしいし運転出来ないよ」と笑みを浮かべ言いました。
私は帰りも一緒の道で帰ろうと伝えると「いいですよ」じゃあ遠回りでねと車を走らせます。途中暗い道に差し掛かかった時 私はSちゃん車停めて!Sちゃんは、お兄さん気分でも悪くなりました?私は、いや さっきの話しなんだけど…Sちゃんは少し困った顔をしながら「お兄さん 酔ってるだけですよ」私は「いや真面目な話し気になってるのは本当なんだ」Sちゃんは無言…険悪なムードになりそうだったので、「ごめん、さっきのことは忘れて」車走らせよと切り出すとSちゃんは急に泣きだし「どうしたのごめん俺が変なこと言ったら…」Sちゃんは泣きながら「いや、本当は嬉しくてお兄さん家族を見ていたら羨ましくて Tちゃん(義弟)もお兄さんみたいに優しくしてくれればと思う内に私もお兄さんを気にしてる自分がいたから…」私はすかさず身体をSちゃんに向けSちゃんの頬を流れる涙を指で拭き Sちゃんの身体を引き寄せました。
「俺が変なこと言ったから気を使わせてごめん」Sちゃんは私の肩越で泣気崩れました。ずっと寂しかったんだろうなと直感的に感じました。私はSちゃんの顔を上げ唇を奪いました。どれくらいの時間が経過したかは、わかりません。暗い夜道の片隅でSちゃんと何度もキスをしました。何分か経った所でSちゃんは私の身体から離れTちゃんにもお姉さんにも悪いから…ごめんなさい。「いや俺の方こそごめん」じゃあ皆んな心配するから帰ろうか?Sちゃんは車を走らせ道中は2人共 無言のまま帰路に着きました。
つづく
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