俺は冷たくラインした。
「俺との約束守ってもらえませんでしたね。」
「ごめんなさい。相手が嫌がって……。」
俺は少し焦らしてラインやめてやったんだ。
数日後、嫁が体調を崩した。
色々と事情が重なり、翌日の幼稚園の子供のお迎えを頼まれたんだ。
俺は仕事を早く切り上げ、幼稚園へとお迎えに向かった。
子供達が出て来るまで、待機所で待っていたんだ。
少し離れた場所にママさんがいるのが分かった。
向こうも俺に気づく。
視線が絡み合う…。
何か懇願する様な目つきで俺をチラチラと見てくる。
俺はシカトした。
子供をピックアップし、そそくさと帰ってやった。
家に着くなり俺はママさんへラインをした。
「次は俺との約束守ってもらえますか?」
即効既読となり返信がきた。
「守ります。」
「では、一度俺と会って話をしましょう。良いですか?」
「分かりました。」
「◯日はどうですか?」
「子供のお迎えに間に合う様になら大丈夫です。」
「では、いつものショッピングセンターのいつもの立体駐車場でいつもの時間でお願いします。」
「了解です。」
俺は幼稚園で見たあの懇願する様なママさんの目つきを見て確信していた。
あのママさんはかなりのMだと……。
俺は勝負に出る事にした。
「では、当日は上下とも下着は着けずに来てくださいね。スカートがいいです。」
「そんなの無理です。絶対無理です。」
「えっ、約束守ってもらえるんじゃなかったんですか…?」
返事が無くなった…。
俺は攻める事にした。
バルサの怒涛のパスサッカーの如く、攻め続けることにした。
「約束ですよ。」
一言、返信がきた。
「分かりました。」
よしっ!落ちた!!!!!
約束の日が来た……。
つづく。
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