旦那の職業を知ったのはパパ競技があったからだ。
俺はパパ競技で偶然旦那さんと同じグループになったんだ。
待機中に世間話をして色々情報を得たんだ。
思わず言ってしまいそうになったぜ。
「奥さん、平日の真っ昼間に他の男に抱かれてますよ」って。
そんな事言ったら全てが終わってしまう。
我慢だ。我慢するんだ俺。
俺はその日一日を楽しんだ。
普段の人妻と裏の人妻のギャップを。
俺はその日以降、無い脳ミソをフル回転させて毎日毎日作戦を考えた。
しかし、良い作戦は思いつかず、日は刻々と過ぎていった。
毎週その曜日がくればママさんは男性と密会し車内で抱かれるという日々が繰り返されていったんだ。
俺はある日思った…。
見ている事をママさんだけにあえてバラそう!
よしっ、出たとこ勝負だ!!!!!
俺は以前の様にママさんが事を終えた後、営業車について帰らず一人店内へ行くのを願って待ったんだ。
ある日、時は来たっ!!!!!!!
事を終え熱いキスを最後に交わした営業マンは自分の営業車に戻り駐車場を後にしたんだ。
ママさんの自家用車は動かず……。
数分して案の定ママさんが、車から降りてきた。
ママさんはやはりエレベーターへ向かった。
俺も車を降りエレベーターに向かったんだ。
車の位置関係から二人が出くわすのはエレベーター前。
俺は歩き方が変になってるのが分かるぐらい緊張しまくりだった。
心臓が口の中にあるんじゃないかと思う程、ドキドキが半端なかった。
先にママさんがエレベーターに着く。
数秒遅れて俺もエレベーターに着く。
ママさんと目が合う。
お互い、あっ!と気づく。
やっぱりママさんは俺の事知ってるんだと安心した。
俺は間髪入れず、話しかけてやったんだ。
「あっ、子供同じ幼稚園ですよね?」
「◎◎くんパパですよね??」
来たぁ~!!!!!!
俺は織田裕二ばりに心の中で叫んだ。
遂に繋がった!!!!!!!
二人の前でエレベーターのドアが開いた。
つづく。
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