続きです。
笑顔で約束の交差点にいた彼女を車に乗せて近くのイタリアンレストランへ。
軽く食事しながら2人ともお酒は飲まず(私は運転手だったので)仕事の話からそれぞれの家庭の話しをして店を出ました。彼女の出張先のホテルまで車で送ると告げ助手席に乗った彼女。すると彼女が「今夜は天気が良くて星がキレイ」と言ったので、ちょっとドライブしましょうと言うと「夜のドライブいいね。」と。
おっと思いながらたわいもない話しをしながら車を少し郊外の街灯が少ない公園に向かって20分程走らせました。
運転中、彼女のフレグランスがすごく好みの香りで誘われるように無意識のうちに話しながら左手の指先を彼女の右腕に触れたり、時には肩に手を置いたりしました。彼女も嫌がる素振りは見せなかったので、公園に車を停めてそれから、、と頭の中で次の機会を考えていたところ、彼女の口から「うちの主人は・・」と話しはじめたので、
ん。今夜はここまでかなと悟った私はドライブを楽しんだあと彼女の宿泊先のホテルの前に車を停めました。
「今日はありがとう。久しぶりに楽しかった。」と言って助手席から降りようとする彼女。
このまま帰してしまったら、、と考えた私は彼女の右手を掴んで、とっさに手の甲にキスをしました。
今思えば、このときの行動がすべての始まりだったようです。
3か月に1度会うくらいの彼女が、その夜から1カ月後にまた夜一緒に食事でも・・と今度は彼女の方からお誘いが。
もちろん喜んで。と返事してその日を待ちました。
待ちに待ったその夜、当日会うまでのSNSでのやりとりで、この間みたいにまた夜のドライブしましょうと話していたので食事もそこそこに今度は少し遠方の山側へドライブ。幸い晴れていたのでまたたわいもない話しをしながら目的地の小高い丘の上の公園に車を停めました。「散歩しましょう。」と告げ暗い夜道を携帯のライトで照らしながら自然に彼女の手を握りました。
その時の彼女の握り返した手のひらから伝わってくる親近感から、今夜はこの前と違うと確信しました。
公園の展望台の階段を登って星と遠くに見える夜景を観ながら、楽しそうな彼女の表情に私は夜景どころではなく、どう彼女に触れようか、そんなことを考えていました。
到着した時には居た他のドライブ客がいなくなり、ふたりきりになった時、ここだと思い彼女の肩に手をかけて少し引き寄せました。
すると彼女は私に身体を預けるように密着してきたのです。
急に黙ったふたり。
2人とも前を見たまま私は彼女の背中に胸を付けて、後ろから抱きしめるように手を重ねました。
彼女は髪の香りが夜風にのって私の脳を刺激し、彼女の腰あたりに当たっている息子が反応しているのがわかりました。
それをごまかすように抱きしめながら後ろから彼女の頬に触れるか触れないかのキスをすると、彼女は少しうつむいてしまいました。
ただ、彼女の手は私の腕をしっかりと掴んで離そうとせずにいるのを感じた私は今度は後ろから首筋に軽くキス。
耳たぶから首、肩まで行き来させながら、彼女もされるがままに・・
完全に勃起したペニスが窮屈そうに彼女の腰やお尻を摩りながら、抱きしめていた手をほどいてシャツの隙間から胸元に手を滑りこませたとき、、はじめて「あっ」と吐息を漏らしながらガクっと身を震わせました。
向かい合って抱き上げるように彼女を立たせて、ゆっくり顔を近づけ、唇を合わせました。
ただ、それ以上はこの場所では、、という彼女の空気を察知して、そろそろ帰りましょうかと車に乗り込み、車を走らせました。
走らせている最中、彼女の手を握りながら、お互いに強く握り返し、今のこの時を惜しむようでした。
彼女の出張先ホテルの前に車を停めて、前回は手の甲にキスだったのが、今回はディープキス。
「帰したくない・・」と言うと、彼女はずっとうつむいたまま黙っていました。
この時、経験者ならわかると思いますが押すか引くかの微妙な駆け引き、時間にすればほんの数秒の出来事ですが、私は引くことを選択したのです。
「今日も楽しかったよ。ありがとう。またゆっくり会いましょう。」と言うと、うつむいていた彼女がゆっくり顔をあげて、
「部屋来る?」と。
部屋番号を聞いた私は彼女を先に下ろして、近くのコインパーキングに車を停め、彼女の待つ部屋を訪れノックしました。
続く
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