家の中へと入ると、外観以上に広く感じた。
瞳「さっ、上がって?」
瞳はスリッパを床に置き、俺に上がるよう促した。
リビングは綺麗にされており、これだけ維持するのも大変だなと思った覚えがある。
と、そんなことを考えていると、すぐに瞳は
瞳「じゃあ、夕飯作っちゃうから、ゆうくんは子供の事見ておいてくれる??」
俺「へっ?見るって何すれば…」
瞳「とりあえず、目を離さないでおけばいいの!」
瞳が肝っ玉母ちゃんのように思えた。
俺「あっ、はい…見て置きます…」
まだ子供は立つことも出来ない赤ん坊。
しかし、ハイハイして動き回るので、気が気じょない。
俺は子供が移動する後を必死についてまわった。
瞳「完全に子供に遊ばれてるじゃん笑」
俺「うるさいなぁ、そんなことないし」
瞳は微笑ましく俺と子供を見守っているようにみえた。
そうこうしているうちにご飯が出来上がり、三人には大きなテーブルを囲んだ。
瞳は子供にご飯をあげつつ、自分も食べてを繰り返していた。
瞳「どう?うちの子。可愛いでしょ。」
俺「うん。素直に可愛いと思う。」
瞳「お父さんになってくれてもいいよ?笑」
俺「俺じゃ務まらないだろ」
瞳「旦那よりも何千倍もましだよ…」
瞳は悲しげな表情でそう呟いた。
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