『なんでっ 首なんですか?』
『馬鹿やろ~ おまえに高い給料払ってると
俺の小遣いが ねーんだよ それに そろそろだろ
おまえ かおるさんの実家へ 毎日帰ってやれ』
奥さんは レジの所で こっちを見てにっこりと笑っている
奥さんの所へ 行き
『ありがとうございます すみません 本当 すみません』
『あの人 そーゆー人だから 笑
生まれたら 直ぐに連絡してよ』
あかん この人たち いい人すぎる
うるうるしそうになっていると 奥から
『おーいっ 帰るぞ 後頼むぞー』
ありがとうございます と 言うと
なぜか 隣でバイトの姉ちゃんが泣いていた。
運送屋のお兄さんにも しばらくかおるさんの実家へ行くため
アパートには 帰らないですと 挨拶をしに行くと
『頑張ったなぁ もうここへは帰って来なくていい
子供 産まれたら もっと綺麗なアパートへ 引越ししないとな
引越しは またやってやるから 早くアパート探してこい』
弟に うちで使ってもいいぞって 言ったんだけどな
駄目だとさ なんか考えがあるみたいだから あいつ
?
考え? 何?
ここまでの話しを かおるさんとお母さんに話すと
お母さんは 『一生 足向けて寝られないね』
子供産まれてから お礼に行く時 私も連れて行ってほしいと言った
うん うん と 聞いていた かおるさんだが
『和君 疲れてるところ 本当にごめんね あのー
できたら 産まれる前に 婚姻届出したいの………』
あー 忘れてた まだ結婚してなかったんだ
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